こんにちは、MSLABOです。
突然ですが、私、すごい「肩こり」なんです。いつもデスクワークでパソコンばかり触っているからかもしれませんが、今日はいつにも増して肩が痛かったので、気になっていたけど入った事がなかったマッサージ店に入ってみました。
お店に入る時、あるいはお金を支払って出る時、私が注目して見ているものがあります。
それは店員さんの顔。え、いやいや・・・美人に見とれているわけじゃないですよ(笑・・・多少はあるかもしれませんがw)
私が見ているのは、店員さんの「笑顔」。
仕事を笑顔で行っているかどうかを見ています。
私は、お店でサービスを受けた時、ブスッとした顔で応対されると、どんなに素晴らしい商品を扱っている店でも、二度と行きたいとは思わない方なんです。かなりへそ曲がりな性格ですね・・・(汗)。
まぁ、1度くらい「嫌な顔」で応対されても、成り行きや習慣でまた行っちゃう事はあるんですが、何度も続くと自然と足が遠のきます。
その逆に「笑顔」で対応していただけると、相手が「いかにもアルバイト」という感じの人であっても、「どうも、ご苦労様です。ありがとう」と声を掛けたくなります。
ゲーテは上記のように述べたそうですが、最大の罪っていうのはちょっと言い過ぎでは、と思いますよね?。
でも、どうやらそうでもないようです。
悪い噂は良い噂の何倍ものスピードで広まると言います。
この手の話はNETにも沢山掲載されていますが、とにかく人は(私も含めて)「悪い噂話」や「他人の不幸な話」が大好きです(汗)。
どこどこのお店のサービスが悪いとか、あの人は感じが悪かったなんていう「悪い噂」は、枯野に火が燃え広がるように、瞬く間に広がってしまいます。
また不機嫌は伝染するとも言います。
『あなたがいつも悩んだり、イライラしたり不機嫌でいたりすると、その感情が家族を病気にするかもしれません。個体としては別でも、不健康は潜在意識を媒介して伝染するのです』
ジョセフ・マーフィー:教育家、牧師
マーフィー牧師によれば、人は無意識(潜在意識)でつながり合っているので、心の不機嫌や不健康は伝染するというのです。
この世界の多くの人は、どんな人でも間に6~7人の友達や知り合いを介在させれば、つながりあうという学説(六次の隔たり:以前の記事「世界に広がる友達の輪」でも紹介させて頂きました)がありますが、もしも不機嫌が伝染するなら、私の不機嫌が次々に伝染して、それはもう周りがみんな「不機嫌病」にかかってしまいます(汗)。
まさにゲーテの言うとおり、不機嫌は罪なのかもしれません・・・。
でも世の中には、いくら自分が機嫌よく振舞っていても、あるいは笑顔で対応しても、笑顔を不機嫌で返してくるような「残念な人」がいるのも事実です。
自分の不機嫌が周りを不幸にしていることなどお構いなしに、「自分が、自分が、自分が」と自己主張をする人は、本当に残念ですし、ついついこちらにも不機嫌が伝染してしまいます。
「置かれた場所で咲きなさい:渡辺 和子:幻冬舎」で、シスターである渡辺さんは上記のような世の中にふれ、次のような「ほほえみ」という詩を紹介されています。
もしもあなたが 誰かに期待した
ほほえみが得られなかったなら
不愉快になる代わりに
あなたの方から ほほえみかけて ごらんなさい
ほほえみを忘れた人ほど
それを必要とする人は いないのだから
笑顔を不機嫌で返してくるような人ほど「本当は笑顔に飢えている」と渡辺さんは指摘されます。だから、そんな人には笑顔で答えてあげる。・・・難しいですねぇ・・・(汗)。
『人がいらだったり、不機嫌だったりするのは、あまり長い間立ち通しでいたせいであることがよくある。そういう時、その人の不機嫌に対して理屈をこねあげたりしてはいけない。椅子を差し出してやるがいい』
エミール=オーギュスト・シャルティエ(アラン):哲学者
幸福論で有名なアランも上記のように述べていますが、ここでいう「立ち通し」とは「苦労や不幸な思い」の事でしょう。だからそんな人には「椅子=笑顔や親切」を差し出してあげるべきだと言うのです。
先の本で渡辺さんは次のようにも書かれています。
「何もできなくていい。ただ笑顔でいよう」
どんな時も「ただ笑顔でいる」事は、簡単そうに見えて、ずいぶんと難しいように思えます。
しかし、不機嫌な人にあわせて自分も不機嫌になるのではなく、自分だけは笑顔(それが難しければ、せめて普通)でいてあげる。不機嫌の連鎖を止めるのですね。
え、今日入ったマッサージ店ですか?。
ええ、ご察しの通り・・・店の前で案内をしてくれていた おねーさんが、とても笑顔が素敵な美人だったのは、言うまでもありません。もう、美女の笑顔に誘われるように、フラフラと店内に入ってしまいました・・・(笑)。
あ、・・・もしかして、ダメなオジサンですかね?・・・(汗)。
不機嫌な人に出会うと、ついつい自分も不機嫌になってしまいますが、そんな時こそ、できるだけ笑顔で答えられるようにしなければと、学ばせていただきました。
名古屋:伏見のオフィスより感謝を込めて。
長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。
今日の学び:不機嫌にも笑顔で答えよう
今日の箴言:
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ:ドイツの詩人
ジョセフ・マーフィー:教育家、牧師
エミール=オーギュスト・シャルティエ(アラン):哲学者
福田 純子:エッセイスト
今日の書籍:置かれた場所で咲きなさい:渡辺 和子:幻冬舎
今日の写真:freepic.com 様