こんにちは、MSLABOです。
前回「シンデレラに思うこと(その1)」の続きです。
シンデレラの成功には訳があった!。彼女は知的で戦略的な女性であり、その成功には3つの要因があったと思うのです。
その2つめとは・・・・
舞踏会の日、シンデレラは日ごろの努力が実って?魔女からチャンスをもらいます。果たしてそのチャンスに、あなただったら飛びつく事が出来るでしょうか?「飛びつくに決まっているじゃん」て声がしそうですが、本当ですか?
例えば現代で考えるなら、「これをすれば儲かる(王子様と結婚出来る)可能性がある」とか「成功する(王子様と結婚出来る)方法」とかいう話や本は、ネットで検索したり本屋に行けば沢山転がっています。
もちろん怪しさ満点の詐欺師が書いた情報も山のようにありますが、キチンと成功した実体験をもつ人(つまり王子様と結婚できた人)が書いた情報だってある のです。いうなれば、悪い魔法使いと良い魔法使いが書いた本や情報が混在している訳ですが、ちょっと調べればその情報の提供者が、成功した実体験をもつ人 かどうかぐらいはすぐに判るはずです。ググるかウィキれば一発ですね。
では、そんなリアル・シンデレラの書いた成功本や自己啓発本があるにもかかわらず、あなたは実行しているでしょうか?
え、実行していないどころか、読んでもいないですって!?(笑)
それってつまり、魔法使いと聴いただけで怪しんで「魔法使いお断り!」って看板を下げているとか、魔法使いがあなたの家の前にやってきて「私が魔法をかけると、あなたは舞踏会に行けるようになります よ。でも必ず王子様に認められるとは限りません。どうしますか?」って言われたら、「オレにはムリっす」とか「めんどいんだけど」って言って、ガ ン無視かましてるって事じゃないですか?w
つまり、こういう事です。
- シンデレラはいつかチャンスが巡ってきたら、絶対チャンスを逃がさないと決意していた。そしてチャンスに迷わず飛び込んだ。
『チャンスの女神には前髪しかない。チャンスは何時訪れるか、わからない。訪れるかどうかもわからない。しかし待ち構えているものだけが、チャンスを捕まえることが出来るという見方には、大きな真実が含まれている』
日本経済新聞より
では3つめは何でしょうか?
それはシンデレラが0時で舞踏会から帰ってしまう事です。
え、魔法が解けるんだから、しょうがないじゃないかって思いますか?。いえいえ、違います。
シンデレラは0時までという限られた時間の中で、王子の気を引く事に成功したのですが、ここでうっかり朝まで王子とベットで一緒にいたのでは、やはり「遊ばれてお終い」になってしまうのです。
王子と最高潮に盛り上がったところでサッと帰ってしまう。王子はいいところで魚を逃がし、気になってショウがありません。逃がした魚は大きく見えるという諺があるくらいですから(笑)
そして彼女はガラスの靴を残して、彼女を捜す手がかりを残したのです。
王子は必死になります。シンデレラに会いたい、手がかりを元に彼女を捜すのです。
はい。つまりこういう事です。
- シンデレラは限られた時間を有効に使った。シンデレラは引き際を見誤らず、相手の期待を利用して、自分の価値を最大化させた
『「完結してない行動は、完結している行動よりも強く記憶に残る」。これは、「ツァイガルニク効果」(Zeigarnikeffect)と呼ばれてる』
心理学の研究論文
まとめると、こうなります。
・日々の努力を怠らない
・チャンスを待ち構え、アンテナを張り、チャンスと見たら迷わず飛び込む
・うまく行っていても状況を見極め、引き際を誤らない
そんな事を考えていたら、本物のシンデレラの1人、千田 琢哉さん(彼は男性なので、シンデレ男?、いやいやシンデ琢哉w)が、ほとんど同じ事を書かれていました。
『シンデレラの3つの戦略。(中略)?単独行動で目立つ、?寸止め状態で帰る、?痕跡を残して捜索させる。(中略)その他大勢から選ばれるためには今すぐ群れから抜け出すこと』
『仕事の答えは、すべて「童話」が教えてくれる。:千田 琢哉:朝日新聞出版』
自分もシンデレ男を目指したくなりました。
(ちなみにこの記事の写真は、本物のスウェーデン王室・マデーレン王女様です)
長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。
今日の学び:チャンスは逃さない。ツァイガルニク効果も使え!
今日の箴言:欧米の格言と心理学論文
今日の書籍:仕事の答えは、すべて「童話」が教えてくれる。:千田 琢哉(朝日新聞出版)
今日の写真:望郷クオリア様
いつか書く: