明日は来ないかもしれない

こんにちは、MSLABOです。

1日に世界で何人の人が死んでいるのか・・・・。あなたはご存知ですか?。
少し古いですが2000年の統計データによれば「人口61億2千万に対し約5600万人が1年間で死ぬ」そうで、1日に直すと約15万人になります。(参考:お葬式プラザ 様)

日本に限ってみた場合、厚生労働省(参考URL)の平成20年の統計によれば、1年で114万2,467人の方が亡くなられており、1日あたりにすると3130人です。
この「1年で約114万人(1日あたり3130人)が死ぬ」という数値を別のものと比較してみます。

例えば幸運の代表、宝くじ。

ドリームジャンボなどの宝くじは年5回ほど発売され、それぞれ1000万本に1本が1等になります。大型の宝くじは1回あたり6億枚~7億枚が発売されるといいますから、計算上は
7億枚×5回÷1000万に1本が1等=350本で、年間350人の1等当選者が出る計算になります。
(参考:キャッシングのまとめ 様)

1年で350人に当たる。1日なら0.9人。1日で死ぬ人が3130人ですから、なんと宝くじに当選するよりも3400倍近い確率で、「明日、私もあなたも死ぬ」のです。
(※おもいっきり計算ミスをしていましたね(汗)。訂正いたしました。2014/10/20)

別の言い方をすると、宝くじの3400倍の確率で「死」に当選するクジを、私達は毎日毎日強制的に買わされているようなものです。
そんなクジには当たりたくはありませんが、いかんせん3400倍です(汗)。
(※交通事故率の表記が不適切と思えたので、削除し別の表現に変更しました。2014/10/20)

どうです・・・・
高度先進医療が発達し、平和で経済的に豊かな日本でさえ、「死」は遠い世界のものでは無いと思えませんか?。

朝にキク言葉:ひすいこたろう:サンマーク出版」でひすいさんは書きます。
この宇宙における究極の奇跡、それは朝、目が覚めることです。(中略)どんなに有名な歴史上の人物だって、今朝、目を1ミリもあけることはできなかった

徳川家康や聖徳太子だって、(既に死んじゃっていますから当然ですが)今朝目を覚ます事は出来ませんでした。

聖者や神の使いと呼ばれた人でさえ、今朝目を覚ました人は誰もいません。
でも、僕たちはこうして目が覚めた・・・・


『人生には二通りの生き方しかない。ひとつは、奇跡など何も起こらないと思って生きること。もうひとつは、あらゆるものが奇跡だと思って生きること』

アルベルト・アインシュタイン アルベルト・アインシュタイン:物理学者

今日生きていることを「当たり前」だと思うか、「奇跡」だと思うか・・・
その思いにより、その日出会う人、手にする物、感じる風景や自然が、まるで違ったものになりはしないでしょうか?

当たり前だと思えば、感謝の気持ちなんて湧きませんよね。
そして来ないかもしれない明日があると思い込むから、今日という1日を一生懸命生き抜くことができません。

「今日も代わり映えのしない毎日で退屈だ」
「また今度、時間があるときにやればイイヤ」
「ツマラナイ毎日だけど、いつか良いことがあるよ」

今日、生きている事を奇跡と思う。
明日は来ないかもしれないと思う。
そうすると、毎日見る風景や会う人が、妙に新鮮に思えてきます

少し長いですが、ある詩を紹介したいと思います。

——–以下、抜粋——————————————————-
あなたが眠りにつくのを見るのが最後だとわかっていたら、わたしはもっとちゃんとカバーをかけて、神様にその魂を守ってく ださるように祈っただろう。

あなたがドアを出て行くのを見るのが最後だとわかっていたら、わたしはあなたを抱きしめてキスをして、そしてまたもう一度呼び 寄せて抱きしめただろう。

(中略)

たしかにいつも明日はやってくる。
でももしそれがわたしの勘違いで、今日で全てが終わるのだとしたら、わたしは今日、どん なにあなたを愛しているか伝えたい。

そして私達は忘れないようにしたい。若い人にも、年老いた人にも、明日は誰にも約束されていないのだということを。
愛 する人を抱きしめるのは今日が最後になるかもしれないことを。
明日が来るのを待っているなら今日でもいいはず。

(中略)

だから今日、あなたの大切な人たちをしっかりと抱きしめよう。
そして、その人を愛していること、いつでもいつまでも大切な存在だと言う ことを、そっと伝えよう。

「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を伝える時を持とう。
そうすれば もし明日が来ないとしても、あ なたは今日を後悔しないだろうから。
——————————————————–ここまで

これは9.11のテロで貿易センタービルの消火作業に携わり、帰らぬ人となった消防士のもだそうです。

これはアメリカで、溺れた子を助けようとして自分も溺れ死んだ10歳の長男の母親であるNorma Cornett Marek(ノーマ コーネット マレック)さんが書いた詩で、9.11同時多発テロの追悼集会で朗読されたものです。

ちなみに日本語訳の全文が、サンクチュアリ出版 様の公式ページで紹介されています。

東日本大震災や御嶽山の噴火で帰らぬ人となった方・・・不遜を承知で言うならば、彼、彼女たちの多くは、そして周りの家族は、みんな「明日も、当たり前に、ある」と思っていたのではないでしょうか?。

でも、現実は違った・・・・。

明日目が覚めて妻や家族に会う時、会社でいつもの同僚に会う時、街の道路脇に咲く花や風に揺れる木々を見る時・・・・それが最後だとしたら、あなたはどう感じ、どう接するでしょうか?。


『明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?。あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?』

伊坂 幸太郎 伊坂 幸太郎:脚本家「終末のフール」より

伊坂さんの言葉にドキっとさせられます。
明日死ぬよって言われても変わることのない生き方・・・・(私も、全然できていませんが:汗)そんな生き方を目指したいと思いました

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


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今日の学び:明日死ぬとしても、変わることのない生き方をしよう
今日の箴言:

  • アルベルト・アインシュタイン:物理学者
  • 伊坂 幸太郎:脚本家

今日の書籍:朝にキク言葉:ひすいこたろう:サンマーク出版
今日の写真:photoAC 様:acworksさん
いつか書く:

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