夢の大妖怪を見習え!

こんにちは、MSLABOです。

自分の好きな事をして生活ができたら素敵だと思います。みなさんも小さいころから、1度や2度は自分の夢を思い描いて、憧れた事があるのではないでしょうか?。

今日のポイント

 

大人=夢をあきらめる事?

夢。もちろん私にもあります。小学生の頃は宇宙飛行士になりたいと思っていました。

現在の夢は「ワクワクするクリエイター」です(笑)。自分も楽しく、他人も楽しませる事ができる創造稼業で生きていくこと。

小さいころから1度や2度は夢を思い描き、憧れることは誰にでもある事だと思います。それなのに、なぜ人は夢を追いかけるのをやめてしまうのでしょうか?。そして、自分の大好きな事を手放してしまうのでしょうか?。

人は成長するにつれて、自分と他人とを比較するようになります。また自分と他人を比較するだけはでなく、「現在の自分」と「夢(理想)」との距離も比較して、その距離をリアルに感じるようになります。

そして、自分と夢 との距離が離れていればいる程、その差に圧倒され、夢を追いかける前に、夢に向かって歩み始めるという思いをくじかれてしまうのす。こんな事、できるわけないか・・・といった気持ちです。

絶望
(画像URL:illust-AC 様:ヤスフミさん)

また他人と異なる事をするのは、「バカにされるかもしれない」とか「仲間はずれになるかもしれない」と思うようにもなります。

X君はA社に就職が決まった。
YさんはB君と結婚するらしい。

仲間が次々と具体的な進路を決めていく中で、自分1人だけが「夢を追いかける」だなんて不確かな事をいっていると、妙に浮いているような感じがして不安になります。

その結果「冒険するよりは、安全で、安心できて、安定している事が大切だ」と考え、人と同じような道を選択したくなるのではないでしょうか?。

私の場合は、まさにそんな感じでした。

「奇跡」のレッスン 今日から理想の自分になる4つの法則:(著)オグ・マンディーノ、(訳)関根 光宏:実業之日本社」で、そんな私達の事をオグはこう書いています。

程度の差はありますが、ほとんどの人はすでに死んでいます。そういう人は、夢や希望や、もっとよい人生を送りたいという望みを失っているのです。(中略)彼らはもはや、自分で決断するのをあきらめてしまった、生ける屍にほかなりません。

安全、安心、安定を求め、報酬や生活のために、流されるまま、言われるままに働く毎日を送る私たちは、ゾンビのような存在だというのです・・・。

249310
(画像URL:illust-AC 様:フリーカットさん)

夢を追いかけた大妖怪

自分の夢を追いかける代表的な職業に「漫画家」があります。

まさに売れなければオシマイの世界。その上、長く続けるためにはマンガのネタやアイデアを出し続けなければならない過酷な世界です。

その過酷でシビアな世界で高い実績を残された 水木しげる さんが、面白いことを言って見えます。水木しげるさんをご存知ない方でも「ゲゲゲの鬼太郎」はご存知なのではないでしょうか?。

ゲゲゲの鬼太郎
(画像URL:東映アニメーション 様)

その鬼太郎の原作者が水木さんです。

『栄光や評価など求めず、大好きなことに熱中する。それ自体が喜びであり、幸せなんです。その行為が金銭的に報われるほうがいいに決まっているが、結果の良し悪しには運が付きまとう』
水木しげる 水木 しげる:漫画家

結果を期待しない。お金や名誉や評価も期待しない。ただひたすらに「大好きなこと」に熱中しなさいと水木さんは言います。

「大好き」を貫いて偉大な成果を成し遂げた偉人の言葉だけに、重みがあります。

稼げない事に、大好きだからという理由だけで一生懸命取り組む姿は、きっと他人には奇妙(変人)に映るかもしれません。心配した友人や両親が、「そんな事で大丈夫か?」と声をかけてくる可能もあります(汗)。

そんな変人について、水木さんはどのように考えられていたのでしょうか?。水木さんは、次のように述べられています。

私は「奇人は貴人」だと考えている(中略)。こうした人たちには、好奇心の塊のような、我が道を狂信的なまでに追求し ている人が多い。(中略)だから幸せなのです。さあ、あなたも奇人変人 になりなさい

ぐは!・・・マジですか先生・・・(笑)。

夢の世界で生き抜くために

漫画家の世界では、例え売れても「1発屋さん」では、結局漫画家を続けることができません。細くても、長く、しぶとく、生き抜く必要があるのです。夢の世界で長く生き抜くためには何が必要なのでしょうか?。

これについて、水木さんは次のように述べられています。

同業者の家に行くと、本なんか一冊もない人たちが少なくありませんでした。面白おかしく、楽しみながら好きな漫画を描いて、楽して暮らしたいという人たちです。そういう人たちは、ほとんどが消えてしまいました

水木さんは40歳を過ぎた頃から、ようやく売れるようになったそうです。しかし収入が少ない頃から、自分の興味がある分野(妖怪)や漫画を書くために役立つ資料には惜しみなく投資をし、研究を続けました。

好きだから学ばなくても良いのではなく、好きだからこそ徹底的に学ぶわけですね。ラクや安易な金儲けに流されることなく、好きなことに惜しみなく時間とお金を投じて、のめり込んでいたわけです。

この辺りに「夢の世界で長く生き残るヒント」があるように思います。

また先の本でオグは、19世紀の思想家トーマス・カーライルの次のような言葉を紹介しています。

『すべての高貴な仕事は、始めは不可能に見える』
トーマス・カーライル トーマス・カーライル:思想家

カーライルと水木さんの言葉を総合すれば、自分の夢と現実の差にひるむ事なく、不可能に見えることでも「好き」を武器に、精一杯取り組みなさいという事になりそうです。

最後に、水木さんが残された幸せな人生を送るための「幸福の七ヶ条」を紹介したいと思います。


第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条 しないではいられないことをし続けなさい。
第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
第四条 好きの力を信じる。
第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条 怠け者になりなさい。
第七条 目に見えない世界を信じる。


第六条で「怠け者」とあります。

ですが、これはどうやら、ダラダラと無駄に時を過ごす人の事を指すのでは、なさそうです。なぜなら、水木さんは私達が思い描く「怠け者」とは程遠い人生を歩まれたからです。

例えば、水木さんは「怠ける」作業として、マンガで食えるようになってから連載の本数を減らし、世界中の楽園や妖怪の棲み処(すみか)を訪ねる世界妖怪紀行を始めました。

仕事だけが人生ではない。たとえ仕事が自分の大好きな事であったとしても、たまには息を抜いて、仕事以外の場で自分や家族を楽しませる」という事が、水木流の「怠ける事」だったのかもしれません。

好きを貫いて人生を謳歌した大妖怪のように、私も「自分の好きな事」にこだわって、生きていきたいと思わせて頂きました

名古屋:伏見のオフィスより感謝を込めて。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


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今日の学び:「好き」を武器に、「好きな事」をあきらめるな!
今日の箴言:
水木しげる:漫画家
トーマス・カーライル:思想家
今日の書籍:「奇跡」のレッスン 今日から理想の自分になる4つの法則:(著)オグ・マンディーノ、(訳)関根 光宏:実業之日本社
今日の写真:illust-AC 様:acworksさん

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