こんにちは、MSLABOです。
お金は稼いでも、知らない間に減っていきます。コンビニや銀行のキャッシュディスペンサーで数枚の諭吉さんを財布にご招待したにも関わらず、いつのまにかどこかへお出かけになってしまいます(笑)。
お金を稼ぐ方法について書かれた本は数多くありますよね。
「年収1億円を目指す!」みたいな威勢のよいタイトルの本が何冊も売られていますし、私の本棚にもその手の本が数冊ありますw。
そんな中で稼ぐ方ではなくて、「お金を使う時」の作法について書かれた本に出会いました。
「3週間続ければ一生が変わる:ロビン・シャーマン:海竜社」です。
ロビンの指摘はこうです。
「お金をつかうときに、感謝しなさい」
誰に?・・・そもそも使ったのは自分で稼いだお金ですよって、思わずツッコミを入れたくなりますが(笑)、要約するとロビンの主張は次のようです。
あなたや私がお金を使うと、まずサービスや物を売った人が喜びます。例えばコンビニで物を買えば、コンビニの店員や経営者(店長)が喜びます。
アルバイト店員の人は「忙しくてもヒマでも時給XXX円だから、忙しいよりヒマな方が良い」なんて思うかもしれませんが、店が繁盛すれば時給だって見直されるかもしれません。
商品が売れて在庫が少なくなれば、新しい商品を仕入れる必要が発生します。
ですから物が売れると、その店に商品を運んでくる物流会社の人(トラックのお兄さん)が仕事が増えて喜びます。
商品を作っている会社(お菓子や食品メーカーなど)も喜びます。
さらには商品を作っている会社に原材料を売っている人達(例えば農家や酪農家などの一次生産者の方)も喜びます。
このように自分のお金が、グルグルと人から人へ伝搬し、沢山の人に「喜び」を与えるわけです。
また、そのお金は、「給料がもらえて嬉しい」といった直接的なものだけでなく、沢山の人の食費や生活費、衣服を買うお金や娯楽を楽しむお金に変わって、そこでも喜びを作り出します。
ですのでロビンはお金を使うときに
「このお金に触れる全ての人が幸せになりますように。人生を高め、豊かになれますように」と感謝し、祈りなさいと言うわけです。
そしてここからがポイントなのですが、その後にこう続けます。
「そしていつか、自分の手元に100万倍になって戻って来なさい」(笑)。
えーと、今日はコンビニで1000円ほどの買い物をしたので、100万倍といえば10億円?でしょうか・・・w。
ゲーテは上記のように述べているそうですが、「与える手=使う」事を美しく行うことができれば、「受け取る手=収入」も豊かになるのかもしれません。
また
『我々は何かを得ることによって生活しているが、人生は与えることによって豊かになる。』
アルベルト・シュバイツァー:ドイツの哲学者・医者・神学者
という言葉もあります。
そういえば誰かの本で
「GIVE & TAKE(ギブ アンド テイク)はGIVE(与える)が先に書かれているでしょ?。何かが欲しければ、まず与える事が先決ですよ」
というのを読んだ記憶があります。
これからはお金を使う時に、感謝を添えて(与えて)みたいと思います。
与える手が美しければ、受け取る手も美しい・・・諭吉さん、100万倍になって戻ってきてねw。
長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。
- ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ:ドイツの詩人
- アルベルト・シュバイツァー:ドイツの哲学者・医者・神学者
今日の書籍:3週間続ければ一生が変わる:ロビン・シャーマン:海竜社
今日の写真:lllust AC 様: 麦さん