人生で大切なもの

こんにちは、MSLABOです。

自己啓発というと「成功」や「お金持ち」になる事が1つの目標になる場合があります。ニュースや雑誌の1面を飾るような活躍をしたり、誰もが振り向く存在になったり・・・。でも、それって本当に成功なんでしょうか?

恥ずかしながら、私も有名になったりお金持ちになる事を想像すると、ワクワクします。
自己啓発には、「なさけない今の自分をなんとかしたい」という思いも込められている事を、正直に告白しなければいけません。

しかし、自己啓発の為にいろいろな偉人の本を読み進めていくと、いくら名声やお金を得ても幸せになれるとは限らない事を教えられます。
また、自分の欠点をなげくのではなく、欠点を含めた自分を受け入れ愛することの大切さを教えてもらいます。

3週間続ければ一生が変わる:ロビン・シャーマン:海竜社」に、こんな事が書かれていました。
死んだら何も持って行くことはできません。わたしはまだ、霊柩車のあとから葬儀場へ走って行く、引っ越し用のトラックを見たことがありません」と。

思わず吹き出してしまいましたが、笑い事ではありませんね。
お金も名誉も、死ぬ時は置いていかなければいけません。持っていけるのは、人生を生きた思い出だけです。

『名声などというものに、いったい何の価値があるだろうか。本当に内容も価値もある人間たちが、みな有名になって後世に知られているとでも、あなたは思っているのだろうか。』
ヘルマン・ヘッセ ヘルマン・ヘッセ:ドイツの作家

富や名声は大切なものですが、それが人生の目標であってはいけないと、多くの偉人たちは戒めて(いましめて)くれます。

では、どのような人生を目指せば良いのか?。

1つの答えとして、ロビンは「ささやかな日常」を楽しみなさいと書きます。
子供と一緒に遊んだり、子供に本を読んであげる事、家族のために料理を作る事、道端に咲く花や青空に美しさを感じる事、みんなで食事をする事・・・・

そんな「ささやかな日常」が、後に「人生でかけがえの無いものだった」事に気がつくのだと、ロビンは言います。
本にはロビンの4歳の息子コルビーが、ロビン宛てに書いた手紙が紹介されています。コルビーは自分の手形を取り、手紙とともにロビンに送りました。

「ぼくが小さくて、家具や壁にいつも指紋をベタベタつけるから、パパは時々がっかりしているよね。でも、僕は毎日育っています。いつか僕が大きくなったら、そういった手の跡は全部消えているよ。だから、小さな時に僕の指がどんな風だったかをちゃんと思い出せるように、最後の手の跡を残しておきます」

ロビンも書いていますが、子供の成長は本当に早いです。
ついこの前生まれたと思っていた子が、歩き出し、走り回り、小学校に通い出します。気がつけば思春期を迎え、やがて大人になって家を出て行ってしまうのです。

『家族と過ごした楽しい思い出。必死になって仕事に打ち込んだ思い出。心を分かち合った友人との思い出。そんな多くの思い出こそが人が生きてきた証であり、最後にやすらかな幸福感をもたらしてくれる。』
中坊 公平 中坊 公平:弁護士、元日弁連会長

弁護士として活躍された中坊(なかぼう)さんの言葉が、身にしみます。

子供や家族と手をつないで歩ける時間が、自分の幸せを形作っているわけですね。
しかし自分たちは、仕事や雑用に時間をとられ、時として地味でありふれた日常を疎ましく(うとましく)感じさえします。ついつい派手な成功やお金に目がくらみます。

偉人の言葉とロビンの本からは、大きな成果を得ることや、有名になる事が成功なのではなく、人生の「ささいな日常に幸せを見つけられるようになる事」こそ、幸せの基本であり大切な事なのだと気が付かせてもらいました。

ちょっと嫁さまや子供に、やさしい言葉をかけたくなりましたw。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


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今日の学び:些細な日常に幸せを感じる
今日の箴言:

  • ヘルマン・ヘッセ:ドイツの作家
  • 中坊 公平:弁護士、元日弁連会長

今日の書籍:3週間続ければ一生が変わる:ロビン・シャーマン:海竜社
今日の写真:lllust AC 様: 麦さん

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