こんにちは、MSLABOです。
「眠れる才能」とは言いますが、私達の心のなかには「大切な何かが眠っている」と偉人達は声を揃えて(そろえて)言います。
えーほんとにー?・・・と思わず疑問を投げかけたくなります(笑)。
自らの中に可能性や輝きがあるなんて、一部の天才や恵まれた人だけのもので、「俺の中には、昨日食べたトンカツくらいしか詰まってないよ」と、ついつい考えてしまいますが、そうでは無いようです。
例えば「3週間続ければ一生が変わる:ロビン・シャーマン(著)、北澤 和彦(訳):海竜社」に、こんなインドの古い寓話が紹介されていました。改編して紹介してみたいと思います。
むかし昔、神々は傲慢(ごうまん)で欲深い人間たちが、神々の力の源である「神性(あらゆる可能性の根源)」を見つけ出して悪用しないように、それを隠す事に決めた。
さて、何処に隠したら見つかることがないか・・・。
最高神と神々が協議をしていると、ある神が申し出た。
「地中深くに埋めるというのはどうでしょうか?」
だが最高神は答えた。
「いやそれではダメだ。やがて人間はモグラよりも深く地中を掘り進め、誰かが掘り当ててしまうだろう」
別の神が進言した。
「それでは、深い海の底に沈めてしまってはどうでしょう?」
だが最高神は答えた。
「それもダメだ。いつの日か人類は魚よりも深く海に潜って、誰かが見つけ出してしまうだろう」
さらに別の神が言った。
「では、大空高く、はるかな中空に隠してはどうですか?」
だが最高神は答えた。
「それもダメだろう。いつの日か人は鳥よりも高く空を飛び、誰かが見つけ出してしまうだろう」
しばらくして最高神は良い隠し場所を見つけた。
「すべての人間の力、可能性、目的の源泉を、あらゆる人間の心の中に隠そう。人間がいくら知識を得ても、彼らは決してそこを探そうとはしないだろうから」
ロビンは彼の著書の中で書きます。
「私達は天才になる可能性を与えられているのです。あなたは自分がどんな才能をもっているかを、まだ発見していないだけかもしれません」。
『人間が被っている最大の敗北は、なれたかもしれない存在と、実際になった存在の相違で構成されている』
アシュリー・モンタギュー:コロンビア大学 人類学者
偉人の言葉にドキッとさせられます。
自らの可能性に勇気を持ってチャレンジし「なれたかもしれない存在」になるのではなく、あきらめと妥協の人生を送り、安全で効率が良いみんなが進む道をいった結果、「こじんまりとした存在」に落ち着く。
そんな意気地なしの人生をいく私に、ロビンはささやきます。
「これだけは請け負います。人生の黄昏時を迎えて死の床につく時、あなたが一番後悔するのは、負ってきたあらゆるリスクではありません。あなたの心を満たす最大の後悔と悲しみは、避けてきた全てのリスク、つかまなかった全ての機会、立ち向かおうとしなかった全ての恐怖でしょう」
そう指摘されて、「あした死ぬかもよ?:ひすいこたろう:ディスカヴァー・トゥエンティーワン」に載っていた次のような話を思い出しました。
アメリカで90歳以上の老人に
「これまでの人生で、後悔している事は何ですか?」というアンケートをとったそうです。
そのアンケートに9割以上の老人が次のように答えたそうです。
「もっと冒険しておけばよかった」
ズガガーーン。やられました。
そうですよね。アフリカのサバンナや、テロが蔓延する中東で冒険するわけではないのですから、今の日本で勇気を出して、もっとチャレンジしても良いのかもしれません。
「もっと冒険しておけばよかった」・・・そう思わずに死ぬために、勇気を奮い起こさなければと学ばせていただきました。
長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。
今日の学び:自分の可能性に挑戦する人生を送ろう!
今日の箴言:アシュリー・モンタギュー:コロンビア大学 人類学者
今日の書籍:
3週間続ければ一生が変わる:ロビン・シャーマン(著)、北澤 和彦(訳):海竜社
あした死ぬかもよ?:ひすいこたろう:ディスカヴァー・トゥエンティーワン
今日の写真:lllust AC 様:hozuさん、Shioriさん