両親から学ぶ

こんにちは、MSLABOです。

久しぶりに実家に帰りました。いつもの年は年末年始に帰っていたのですが、今年は諸事情により、正月を過ぎてからの帰省となりました。

おかげ様で私のところは、両親共に健在で、年こそ取りましたが元気に暮らしてくれています。本当にありがたいですね

帰省した際に、久しぶりに父親と話をしましたが、印象的な話をしてもらいました。
父が昔、教育関係の方から聞いた話なのだそうですが
勉強も仕事も、できない人は一人もいない。」のだそうです。

では、なぜ勉強が出来る人とそうでない人、仕事で優秀な成績を出す人とそうでない人がいるのでしょうか・・・

父いわく。
それは「勉強や仕事に、やる気を持って取り組んでいるか、好きかどうかだよ」と。
なるほどと思わせてもらいました。好きになれない事、やる気がでないもので成果を出すことは難しいですよね。

苦手を克服すべく頑張る事は、時として大切なことですが、人間、自分の得意なこと、大好きなことの方が伸ばしやすいものです。

話は変わりますが、我が家の母はジグソーパズルを作るのが趣味です。
最初は小さなものから始めたそうですが、今では何千ピースもあるパズルを組み上げてしまいます。

建物や人物などの「形がはっきりしていて、メリハリがある」部分は組み立て易いのですが、単調な壁や、木の葉のような同じ模様が連続している部分は、なかなかすぐに組み立てられないのだとか。

「そんな時はどうするの?」と聞く私に、母は教えてくれました。
そんな時は、難しいところは後回しにして、すぐに組み立てられるところから手を付けるんだよ。そうすると、難しいところにもだんだんピッタリと当てはまるパーツが見つかるものさ

母のパズル

PAZURU

この話が父から聞いた話と重なり、ハッとさせられました。

思うに人生は壮大なジグソーパズルのようなものではないでしょうか?。
自分が得意にしていて、すぐに能力を伸ばしたり、解決したり、認めてもらえる部分もあれば、苦手ですぐには組み立てることができない部分もある。

そんな時は「いつまでも出来ない所にしがみついていないで、自分の得意な所、すぐに出来そうな所」から始めてみるのが、良いのかもしれません。そうすると、なにがしかの形が少しづつ出来てくるので、成果が見えて「やる気」も続くというもの。

できない事、苦手なことに執着し、やる気を失って放り投げてしまうよりも、出来る所から始めて小さな成果を実感し、やる気を維持しながら、コツコツと続けていく。
そうすることで、苦手だった部分もいつのまにか解決し、気がつけば大きなパズルが組み上がっているものなのでしょう。

『欠点というのは、その人の持ち味なんですから、除去することなんかできない。それよりは自分の一番いいところを風船をふくらませるように伸ばしていく。すると欠点も独特の模様というか、いい「味」に見えてくるんです』
内田 樹 内田 樹:哲学研究者、思想家

父と母からは、この歳になっても学ぶところが沢山ありそうです。
いや・・・そうではありませんね

思うに父や母は、私が若かった頃から、いつもこのような大切なことを教えてくれていたのです。ですが、自分自身があまりにも未熟であったため、耳では聞いていても、その真意に気が付くことができなかったのではないでしょうか?

なにか大切な事を教えてもらっても、「うるさいなぁ」と反抗し、「俺の好きなようにさせろよ」と心を開いて学ぶ姿勢を見せなかったために、大切な事を取りこぼしていたことに気が付かせて頂きました。

『親孝行って何?って考える。でもそれを考えようとすることがもう親孝行なのかもしれない。』
松本 人志 松本 人志:お笑い芸人

年老いた親に、改めて「ありがとうございます」と言いたくなりました。
できることからコツコツと。長所を伸ばす事を続けたいと思いました。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


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今日の学び:出来ることから始めよう
今日の箴言:

  • 内田 樹:哲学研究者、思想家
  • 松本 人志:お笑い芸人

今日の書籍:
今日の写真:lllust AC 様: タコさん

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