こんにちは、MSLABOです。
あなたは忘れ物をしやすい方ですか?。私は、小さな頃から忘れ物大魔王ですので、今でも大事なイベントや出張の前は、忘れ物がないかと気になる方です。
「あ、忘れた!」と思った瞬間、ゾクっと寒気に襲われる感覚がします。マンガで額に青い線が入る場面は、そんな感情を良く表現できているなぁと思いますw。
先日「うせもの宿 1巻:穂積:小学館」というマンガを読みました。
無くしたもの、忘れたものが見つかると言われる不思議な宿の話。
この宿には、「様々な忘れ物や無くし物」をした人が訪れます。そして、自分の人生で失った大切な何かを見つけるのです。
このマンガの第一話に、いつも忙しそうにしているサラリーマンが、この宿を訪れる話が出てきます。
第一線でバリバリと働いている男は、「自分が何をなくしたかさえわからぬまま」、その何かを求めて宿へとやって来るのです。
果たして男のなくしたものは何だったのか・・・
それは、ぜひマンガを読んでいただきたいのですが、昔の自分を見ているようで、思わず見入ってしまいました。
とは、星の王子様で有名なサン・テグジュペリの言葉です。
私達にとって「本当に大切な何か」は、往々にして「目に見えない」のではないでしょうか?。
例えば、愛、友情、信頼、魅力、時間、思いやり、感謝、感動、夢、希望、勇気、誇り、情熱・・・
だから、そんな「目に見えない何かを無くした」時、何を無くしたか気がつかない事がある。
いつ、どこで無くしたのか、わからない。
ただ、気がつけば心の空虚さや苦しさだけが残るのではないかと、このマンガを読んでいて考えさせられました。
井上 陽水さん作詞作曲の「夢の中へ」という曲があります。
「探しものは何ですか、見つけにくいものですか」で始まる歌詞の一節に、次のようにあります。
「休むことも許されず、笑うことも止められて、はいつくばって、はいつくばって、いったい何を探しているのか」
無くしたものや忘れたものがハッキリとわかっているなら
探しに行くことも、取り戻すことも、買い直すことも、代わりを見つけることも、あきらめる事も、できるかもしれません。
しかし「何を無くしたかさえわからない」なら・・・どうでしょう?
私もかつて仕事人間として激務をこなし、バリバリと働いて、結果が全て、効率重視と考えるようになっていました。そして
- 人を思いやるやさしさ
- 今あるものに感謝する心
- ささいな事に感動できる感受性
- 自分のなりたかった夢
- 家族とのささやかな幸せ
など沢山のものを、知らない間にどこかに忘れていたのです。
私の場合は、恥ずかしながら忘れてきた事にさえ気がついていませんでした。
ちょうどマンガに出てきた男のように・・・・。
あなたは人生で、何か大切な物を忘れたり無くしたりしていませんか?。
本当に無くしていなければ問題ありません。
でも以前の私のように、忘れ物がある事にさえ気がついていないなら・・・・
うせもの宿に泊まらなくても、このブログが、あなたの大切な忘れ物を見つけるヒントになれば幸いです。
長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。
- サン・テグジュぺリ:フランスの作家
- あだち充:漫画家
今日の書籍:うせもの宿 1巻:穂積:小学館
今日の写真:lllust AC 様:まーやんさん
いつか書く: