こんにちは、MSLABOです。
私なんかのオジサン世代はヒーローというと、派手なスーツやマントに身を包み、怪しい光線や必殺技で悪者を倒す人や集団を思い浮かべます(笑)。これは、かなり古臭い固定観念ですね。
ところで、みなさんは「ジョニー・アップルシード(Johnny Appleseed)」という人物をご存知でしょうか?。
本名をジョン・チャップマン(John Chapman)といい、アメリカ開拓時代(1,890年頃まで)の伝説的な人物=アメリカンヒーローの1人です。
アメリカンヒーローといってもスーパーマンやスパイダーマンのような派手さはありません(笑)。
彼(チャップマン)は実在の人物で、イギリスからの移民達が原住民(インディアンたち)を銃と暴力で追い払い、野山を焼いて切り拓く中、当時のアメリカ西部地域をめぐり、りんごの木を植樹してまわった人です。
彼は質素で、その親しみやすい人柄と行いによって多くの人に慕われました。
彼は他の開拓民とは異なり原住民達とも親しくし、各地の開拓民に「りんごの栽培」を教えて周ったそうです。
彼から教わって育てた「りんご」は、やがてジャムやシードル(りんご酒)となって、開拓民の貴重な収入源となりました。
(参考:Wiki「ジョニー・アップルシード」記事 様、ゲームシナリオのためのファンタジー物語辞典:山北 篤:SB Creative)
とは宗教改革で有名なルター牧師の言葉だそうですが、その意味は
「明日世界の終わりが来ようとも、最後までやるべきことを精一杯やり遂げる」
という事で、人生死ぬまで一生懸命生きろ!という力強い言葉です。
ところでアメリカ開拓民が暴力で弾圧したインディアン達には、「木と話す」という言い伝えがあるそうです。
「風のささやきを聴け:チーワ ジェームズ(著)、Cheewa James(原著)、ハーディング 祥子(翻訳):めるくまーる」に、ストーニー族のウォーキング・バッファローの言葉が紹介されています。
「木が話すのを知っていますか。そう、木はほんとうに話すんですよ。木はお互いにおしゃべりしますし、注意深く耳を傾ければ、あなたにも話しかけてきます・・・・
わたしは木からたくさんのことを学びました。ときには天候のこと、ときには動物のこと、そしてときにはグレート・スピリットのことを。」
また「COMA NOTE 様」のブログには、古代ケルトにまつわる「自分の木を見つける」風習が紹介されています。
子供が森のなかで自分の木を見つけ、木を抱きしめながらそっと秘密を打ち明けると、木も秘密を教えてくれて、一生その子を守ってくれるのだそうです。
「名言セラピー 英語で幸せ:ひすいこたろう、アイコ・マクレーン:ディスカヴカー・トゥエンティワン」によれば、木(tree)という言葉の語源は信頼(trust)なのだとか。
「変わらないもの、固いもの」という意味の言葉(trustの元になった古ノルド語)から、tree(木)やtrue(真実)という言葉が出来上がったそうです。
『友情は成長の遅い植物である。それが友情という名に値する以前に、それは幾度か困難な打撃をうけてたえなければならぬ』
ジョージ・ワシントン:アメリカ大統領
という偉人の言葉があります。
まさに友情という木は、固い信頼から生まれるわけですね。
心に信頼の木を植える。
人々にりんごの植樹を通して信頼を得たジョニー・アップルシードは、りんごの木だけではなく、開拓民の心に信頼の木を植える事で、アメリカンヒーローとなったのかもしれません。
もしも本当に「道端の木や草花」とさえ心が通わせられるとしたら、私と同じ隣人、人間同士が心を通い合わせられない筈がありません。
人と人が、お互い信頼という木を心に植樹しあう事で、心と心を通わせ会話ができれば良いのにと、道端の植物に教えられた気がしました。
長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。
- マルティン・ルター:神学者
- ジョージ・ワシントン:アメリカ大統領
今日の書籍:
- ゲームシナリオのためのファンタジー物語辞典:山北 篤:SB Creative
- 風のささやきを聴け:チーワ ジェームズ(著)、Cheewa James(原著)、ハーディング 祥子(翻訳):めるくまーる
- 名言セラピー 英語で幸せ偏:ひすいこたろう、アイコ・マクレーン:ディスカヴカー・トゥエンティワン
今日の写真:photoAC 様:acworksさん
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