大人になること(その1)

こんにちは、MSLABOです。

大人になることは夢を無くしていくこと』。あなたはそんなふうに思っていませんか?・・・
この言葉にドキッとさせられます。子供の頃になりたかった夢、あこがれた事。でも現実という壁が容赦なく立ちはだかり、妥協という産物が生み出されていく・・今日はそんな話です。


大人になるにつれて自分の可能性を信じる事ができなくなった。現実の生活は夢見ていたものからはほど遠いし、才能なんか、いくら探しても自分の中にはありそうにない』。(おとなになる本:パット・パルマー:経書房

耳が痛い、いや心が痛いです。

だって生活して行かなきゃいけないだろ?、夢ばかり見ていたって食っていけないんだ。現実は厳しい。しょうがないだろ!?って叫びたくなります・・・。

そもそも40代も後半のオッサンが「おとなになる本」って、どーよ?って、自分で突っ込みを入れたくなります。・・・情けないですが、これが現実です。

1.自分の現在位置を明確にする
先の本によれば、「まずは自分が大切にしたいことを、はっきりさせる事、何をしているとき楽しいか、何をしているときリラックスできるか、何をしていると夢中になれるか」をはっきりさせ、自分の現在位置を明確にする事が大切だといいます。

自分もやってみました。はい。私の場合は
自分が主人公の夢物語を想像し、想像の世界で遊んでいるとき

・・・いやーとっても恥ずかしいですが、これにはまります。1歩間違えると危ない人ですがw。子供の頃から想像の世界で遊ぶ事が好きで、「一人遊び」を良くやっていました。粘土とかこねて、いろんなものを作って、それらを使って物語を作って遊ぶ。

いつしか大人になるにつれ、「そんな想像の世界を形にしたい」と思うようになりました。私が今でもコンピューターゲーム(特にゲーム世界を考える事)やアニメや漫画やSF映画が好きなのは、そのせいかもしれません。

ブログを書いていて1つ発見した事は、誰かに読んでもらっている所を想像しながら文章を書くのは、想像の世界で遊ぶことに似ていて思いの外楽しいという事。逆に嫌いなことは、束縛されること、強制されること、単調な作業の繰り返し・・・。飽き性なんですよね、自分。

人一倍寂しがり屋で、自分を認めて欲しいと強烈に思うくせに、自由でいたい。束縛されるのが嫌い。めんどくさいのが嫌い。はい、わがままですね。うん、わかっているんですよ。自分でも

2.自分の中の敵を知る
先の本によれば、自分の中には自分を傷つける敵がいるのだそうです。

敵その1:「理想主義者」
この敵は自分に常に完璧を要求し、理想の友達、理想の恋人、理想の仕事、理想の家庭などを求めさせ、「もっともっと」を言い続けます。

この敵の言うことばかりを聞いていると、いつまでも満たされず、アテのない旅を続ける事になる・・・。この敵、自分の中にもいますね。この敵の別名は「完璧主義者」ともいいます。

ブログを完璧にしてからじゃないと公開できないと思い、レンタルサーバ会社と契約してから4ヶ月間も未公開で放置していました・・・。

プログラムを作り出すと「こんなんじゃダメだ。全然ダメだ。もっと高機能で完璧じゃないと公開できない」と思い、ずるずると公開を先延ばしにするうちに情熱が冷めてしまい、結局未公開のまま放置してしまう・・・ううっ、こいつめー・・・なかなか強敵です。

敵その2:「批判家」
「おまえなんか取るに足らない」、「おまえは、バカだ」、「おまえに才能なんて無い」、「おまえなんかが成功するわけがない」。

この敵は自分を否定し過小評価します。この敵は確かに自分の一部分を言い当てるのが得意なので、全く否定することが出来ません。だけどこの敵の言うことばかりを聞いていると、自分の狭い世界観の中に閉じ込められ、そこから抜け出す事ができなくなる・・・

ぐはぁぁぁ・・・います、確かに、この敵!。しかも強力なヤツが(汗)。

1で完璧を求めすぎて実現できずにモタモタしていると、続けて2の敵が現れてワンツーパンチを浴びせられます。ええ、もう、サンドバック状態です(泣)。

敵その3:「悲観主義者」
「君は運が悪かっただけだよ」、「かわいそうに、君は被害者だよ」、「もう十分だ。がんばらなくていい」。

この敵は、あなたが壁にぶつかる度に甘い言葉をささやいて、いい訳をさせ、あなたを守ろうとします。でもそれは、あなたの事を心配しているからではなくて、「あなたは問題に立ち向かう能力がない」と考えているからです。

この敵の言うことばかりを聞いていると、あたなは現実を変えることが出来ず、与えられた世界の中でしか生きられない・・・

うーん、私も現実から逃げ出した事があります。もうイヤだと、悲観主義になり、何もかもを放り出して。時には「十分だよ」と自分を慰めることも大切ですが、最終的には自分自身で壁を越えていかないと成長できない・・・課題ですよね。

敵その4:「逃避主義者」
この敵は、あなたから現実を奪います。「あなたが誰にも解ってもらえないのは、周りが悪いんだ。みんな君を誤解している」、「いつかきっと本当のあなたを理解してくれる人が現れる筈さ」。

この敵はあなたが苦しんでいると、いつも「本当のあなた」という逃げ場を用意します。だけどこの敵の言うことばかりを聞いていると、あたなは社会の中での立ち位置を見失い、社会の中の現実のあなたに出会う事が出来なくなる

「本当のあなた」という逃げ場・・・うぐっ。やばいくらいに適合します。

自分の中では3と4の敵はペアで攻めてきます。もう十分だ。がんばらなくていい。いつかきっと本当の君を理解してくれる人が現れる・・・ぐはぁぁ。聞こえない、聞こえない、聞こえないぞーおおおお。

さて、こんなにも強力な敵達ですが、よくよく考えると、どれも「全否定」するべき敵でもなさそうです

完璧を目指す事は時には大事です。
自分の能力に疑問を抱くからこそ勉強も努力もできます。
疲れたときには立ち止まって「十分だ、よくやっている」と自分を誉めることは精神的な健康に役立ちます。
誰かに認めて欲しいという気持ちは誰にでもあります。

さてさて、こんな敵達と上手くつきあうにはどうしたらいいのでしょうか?
「おとなになる本」にあったヒントの紹介は、次回に続きます。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


今日の学び:自分の楽しいを知る。自分の中の敵を知る。
今日の箴言:
今日の書籍:おとなになる本:パット・パルマー(経書房)
今日の写真:freepic.com
いつか書く:

0 0 votes
Article Rating
Subscribe
更新通知を受け取る »
guest

CAPTCHA


*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

0 コメント
Inline Feedbacks
View all comments