こんにちは、MSLABOです。
天才とは「自分の得意なこと、自分の好きなことを継続した人である」と、以前の記事「天才ってどんな人?」で書きましたが、そんな天才は、どうして1つのことを継続できたのでしょうか?
天才と言われた人たちは、子供の頃からちょっと変わった存在であった事が多いようです。
例えば20世紀最大の発明家と言われるトーマス・エジソン(1847 – 1931)は、子供の頃「異常なほどの知りたがり屋」だったそうです。
「1+1=2」という事を教師が粘土を例にとって教えていたら、「1個の粘土と1個の粘土を合わせても(混ざって)1個の粘土になるだけなのに、なぜ2個になるのか」と言って素直に理解せず、教師を呆(あき)れさせたという逸話が残っています。(参考:Wiki「トーマス・エジソン」記事 様)
ぶ・・・・トーマスくん、凄いですね。
彼のその後の業績を知っている私たちは、「さすが、天才は違う」なんて評価をしますが、もしも学友に彼のような人がいたら、はたして「凄いな」と言えるでしょうか?。
きっと「おまえ、ばか?」と言ってしまいそうです。
・・・ああ、だから私は凡人なんですね(汗)。
幕末の英雄 坂本 龍馬(1836–1867)も、子供の頃は変わり者だったそうです。
寝小便の癖が14歳くらいまで直らず、「鼻垂れ」と周囲からさんざんからかわれていました。12歳のときに通いはじめた塾からは「落第生」として閉め出されてしまいます。(塾の別の学生と喧嘩した責任を取って、やめさせられたという説もあるようです)。(参考:バルバロッサノート様)
「この世の悩みがゼロになる:小林 正観:だいわ文庫」によれば、子供は誰しも大人の常識が通用しない変わり者(個性的な存在)なのだそうです。
言われてみれば、そうかもしれませんね。常識にとらわれない真っさらな子供は、大人が思いつかない事をします。
正観さんによれば、そんな個性的な子どもたちを「天才」に育てる方法があるそうです。
なんでも、天才が育った家庭の親(主に母親や、その代役になる人)には、ある共通点があるのだとか…。みなさん、なんだかおわかりになりますか?。
…
…
…
…
それは「子供のやる事を否定しない。子供を支援し受け入れる存在」だった事。
例えばエジソンの母ナンシーは、学校に馴染めないトーマスを責めるのではなく、逆に学校の対応に不満を持ち、トーマスを庇(かば)いました。
学校側は「そんなにエジソンを庇うなら、お母さんが教えたらよろしい」と言ったのに対し、元教師だったナンシーは「そうですね、もうお宅の学校にトーマスを通わせる必要なんてございません」といって、エジソンの教師役を務めることになります。(参考:偉大なる発明家 トーマス・エジソン様)
アメリカを代表するミュージシャンのレディ・ガガ(1986-)は有名な私立高校に通った時、そのファッションやセンスが周りの学友と違ったために、激しくいじめられ、15歳から拒食症と過食症を繰り返しました。
そんな時、彼女の母親は彼女に次のように言ったそうです。
「あなたはちっともヘンじゃないわ」。(参考:女性自身 様)
坂本 龍馬には、頼りになる優秀な姉 乙女(おとめ)がいました。
乙女は文武両道の優れた才覚の持ち主だったようで、龍馬の母が亡くなった後、乙女は「おちこぼれ」の龍馬の母代わりとなり、彼に書道、和歌、剣術、水泳などを教えました。
龍馬も乙女には何でも相談したそうで、現在残っている龍馬の手紙の中で最も多いのが、乙女へ宛てたものだと言われています。
この手の話はNETを検索すると、わんさか見つけることができます。
エジソン、ナポレオン、坂本 龍馬、ゲーテ、ローザ・パークス、野口 英世、ヘレン・ケラー、ファーブル・・・・・
そうそうたる顔ぶれの人たちが、母や姉や祖母や恩師に受け入れられ、支援された事で「今の自分がある事」を語っています。
子供が興味を示す事を否定したり、大人の常識を強要せず、「ああ、面白いね、すごいね」といって認めてあげる。
子供が本来持っている個性を、個性のまま育ててあげる。
あなたは子供に
「なんで何度言ってもわからないの!。ダメな子ね」と否定したり
「そんなバカな事ばっかりやってないで、もっとYYYしなさい」と大人の常識を押し付けていませんか?・・・私もドキっとさせられます。
個性を認めてもらった「変わり者」の子どもたちは、自分の存在や行動に自信を持ち、いつしか大人になった時に「常識にとらわれない研究や行動で、世界をあっと言わせる存在」になるのではないでしょうか?。
『現実を現実として、あるがままに受け入れなさい。物事をそれが進みたいように、自然に前に流れさせてやりなさい。』
老子:中国の思想家
中国の思想家 老子の言葉です。
子供の個性をあるがままに受け入れてやるのは、親の大切な役目ではないでしょうか?。そして子供の才能が「自然と流れる」ように支援してあげる。
『天才の秘密は子供の時の精神を大人になっても持ち続けられるということだ。つまり、それは自分の情熱を失わないということである』
オルダス・レナード・ハクスリー:イギリスの作家
彼はヨーロッパにおいて著名な科学者を多数輩出したハクスリー家出身の小説家です。
いろいろな常識に縛られ、窮屈な型にはめられて育ってしまった大人たちに、ぜひ聞かせたい言葉です。
でも私達だって子供の頃は、才能にあふれる「変わり者」だった筈です。
子供の頃のワクワクする情熱を思い出してみませんか?。あなたの中に眠っている天才が目を覚ますかもしれません。
長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。
今日の学び:個性を受け入れて、眠れる天才を呼び覚まそう
今日の箴言:
- 老子:中国の思想家
- オルダス・レナード・ハクスリー:イギリスの作家
今日の書籍:この世の悩みがゼロになる:小林 正観:だいわ文庫
今日の写真:lllust AC 様:あめんぼうさん
いつか書く: