こんにちは、MSLABOです。
前回は「大好きなことをやって生きよう!:本田 健:フォレスト出版」から、自分の大好きな事を見つける方法を紹介しました。今回は別の角度から、自分の素質を見つけることについて書きたいと思います。
前回の記事でみなさんは、ご自身の「大好き」が見つかったでしょうか?。
正直にいうと、私の場合はすっかり心が疲弊してしまっていて、本田さんの指摘だけでは十分に自分を見つめることができませんでした。
そんな折「努力不要論:中野 信子:フォレスト出版」で、中野さんから意外な方法を教えていただきました。
それは、自分の短所、嫌いなもの、自分に欠けているものを手がかりに探るという方法です。
1.嫌いな所、苦手なものを洗い出そう
大好きなことは何かと聞かれて、なかなか思いつかない私のような人間でも、嫌いなことや苦手な事を挙げろと言われると、案外すんなり出てきたりします。なんか、こんな自分はヒネクレテいるような気もしますが・・・(汗)。
みなさんには「嫌いなものや苦手なもの」はありますか?。あ、嫌いなものと言っても「トマトが嫌い」とかは違いますからね(笑)。
私の場合は会計や経理といった細かな数字を読み解くことが苦手で、同じことを辛抱強く繰り返したり、規則やルールに縛られるのが嫌いです。
こんな風に、自分の苦手を洗い出します。
中野さんは言います。
「もしも、自分に才能がない(苦手)と思ったら、自分を取り巻く環境と自分の持っている資質のどこが適合しないのか、考える機会を与えられたと思ってください(中略)自分の嫌いなところというのは、自分でも気づいている自分の資質です」。
2.欠点は、あなたの個性
普通欠点や短所というと、努力して改めるべきもの、改善すべき箇所などと考えます。しかし中野さんは、短所や欠点は必ずしも改めるだけが良い方法ではないと説きます。
例えば「怠け者」(あ、私だ)な人は、「少しでも楽がしたいので、出来る人に頼ったり任せるのが得意」だと言います。逆に「なんでも自分でやれてしまう天才肌の人」は、往々にして「人に任せるより、自分でやったほうが早い」と考えて、仕事を抱え込みすぎたりします。
ですからチームで作業をする際に力を発揮するのは、「天才肌の何でも出来る人」ではなく「怠け者」の方かもしれないわけです(笑)。
欠点や苦手は「裏返すと自分の長所や素質」になるのだと気付かされます。こんな視点で自分の苦手を見なおしてみると、意外な素質が見えてくるかもしれません。
「心にズドン!と響く「運命」の言葉:ひすいこたろう:三笠書房」で、ひすいさんは書きます。
「いま置かれている環境も、あなたがイヤだと思っている性格も、すべてあなたの「個性」(中略)欠点は欠点ではない。欠点、それはあなたに「欠かせない点」なんです」。
欠点は個性、欠点は「あなたに欠かせない点・・・」、うまい!と思わずヒザポンでしたw。大好きな所から素質を探し出す本田さんに対し、苦手や嫌いなものから探す中野さん。対極的で面白いですよね。
『人間って欠けているから伸びるんや!』
中井 政嗣(なかい・まさつぐ):お好み焼きチェーン・千房創業者
偉人に言われると勇気がわきます。
最後に「名言セラピー+プラス:ひすいこたろう:ディスカヴァー・トゥエンティワン」から、話題を1つ紹介します。
厳しい自然環境で暮らすエスキモー。安全な日本に暮らす私達より、自然の脅威を前に生命の危険にさらされることが多い彼ら。そんな彼らが口にしない言葉があるそうです。
なんだと思いますか・・・・
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・・・・
・・・・
それは「頑張ろう」なのだそうです。
頑張ろうとして力むと筋肉が硬直し、イザという時に力が発揮できないからなのだとか。
陸上競技でも「頑張ろうとして(余計な所に)力を入れて走るのではなく、リラックスした状態で走りなさい」と指導される事があるそうです。きっとエスキモーの知恵に近い理由がありそうですね。
肩の力を抜いて、深呼吸して、あなたの素質を考えてみませんか?。あなたの素質は、あなたの嫌いの中に隠れているかもしれません。
長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。
今日の学び:欠点の中にあなたの素質が眠っている!
今日の箴言:中井 政嗣(なかい・まさつぐ):お好み焼きチェーン・千房創業者
今日の書籍:
- 努力不要論:中野 信子:フォレスト出版
- 心にズドン!と響く「運命」の言葉:ひすいこたろう:三笠書房
- 名言セラピー+プラス:ひすいこたろう:ディスカヴァー・トゥエンティワン
今日の写真:freepic.com様
いつか書く: