こんにちは、MSLABOです。
逆境にあえぐ。はい、今の自分ですね。最近任された嫌な仕事は、なんとか無事に終えることが出来ましたが、まだまだ困難は続いています。逆境に出会ったら、どうすればいいのでしょうか?
「失敗しないとわかっていたら、どんなことをしてみたい?:ジョン・C・マクスウェル:ダイヤモンド社」に、逆境について興味深い話が載っていました。
少し長いですが、デフォルメして引用してみます。
ある日父親は娘から、彼女が最近いかに辛い目にあっているかについて、たっぷりと愚痴を聞かされた。
ひと通り話を聞いたあとで、父親は小さな鍋を3つ用意し、それぞれに水を入れると、硬いニンジン、生卵、コーヒー豆を1つ1つの鍋に入れて、グツグツと煮立て始めた。
しばらく煮てから火を止めて、鍋からニンジン、卵、コーヒー豆を皿に移すと、娘に聞いた。
父親:「ここに、何がある?」
娘 :「ニンジンと卵とコーヒー豆ね」
父親:「ニンジンを触ってご覧。どうなっている?」
娘 :「すっかり煮えて、柔らかくなっているわ」
父親:「煮る前はどうだったかな?」
娘 :「硬いニンジンだったわ」
父親:「では卵はどうだい?」
娘 :「こっちも、すっかりゆで卵になっているわよ」
父親:「簡単に割れちゃういそうかい?」
娘 :「固ゆで卵になっているから、それは無いわ」
父親:「ではコーヒー豆はどうだい?」
娘 :「豆は何も変わっていないわよ」
父親:「そうだね。ではコーヒー豆を煮た鍋の水はどうだい?」
娘 :「コーヒーの良い香りがする薄い茶色の水になっているけど」
父親:「硬いニンジンは煮ることで柔らかくなった。逆にすぐに割れてしまう生卵は、煮ることで硬いゆで卵になって、もう割れることはない。コーヒー豆は一見何も変わらなかったけど、周りにあった水を良い香りのする水に変えた。どの材料も、みんなおんなじ水で煮たにも関わらずだ。」
娘 :「?」
父親:「おんなじ条件だったのに、みんな結果が違っているよね。煮えたぎる水は困難とおんなじだ。さて、おまえはどれだろうか?。ニンジンかね、卵かね、コーヒー豆かね?」
逆境、不運・・・どんな人にも、例外なくこれらは襲ってきます。グツグツと煮えたぎるお湯に、浸かることがあるわけです。
ですが、それをどう考えるかは、各自に任されています。
逆境に潰される事も、逃げることも、逆境をバネに成長する事も、各自の自由なのです。
『境遇は弱い人間にとっては支配者だが、賢い人間にとっては道具である』
サミュエル・ラヴァー:小説家
なるほど!と思いました。
以前私は「逆境から逃げ出して」しまいました。そのせいで大切な人を傷つけ、会社での立場を悪くし、たくさんの人に迷惑をかけました。
未熟な私にとって逆境は支配者であり、壁であり、苦痛だったのです。
今でも逆境を喜ぶまでには至っていませんが、逆境は成長のチャンス、学びの機会であると思うようにしています。
そんな自分に次の言葉を送りたいと思っています。
『主よ、私が決してミスを犯さない人間にならぬよう、また同じミスを2度も犯す人間にならぬよう、救い給え』
ウィリアム・メイヨー:医師
逆境を成長の糧に変えられるようになりたいと思いました。
長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。
今日の学び:逆境は成長の糧。逆境を成長の道具にせよ!
今日の箴言:
- サミュエル・ラヴァー:小説家
- ウィリアム・メイヨー:医師
今日の書籍:失敗しないとわかっていたら、どんなことをしてみたい?:ジョン・C・マクスウェル:ダイヤモンド社
今日の写真:freepic.com様
いつか書く: