あなたが選択する未来

こんにちは、MSLABOです。

いろいろな事がうまくいなかくて、イライラすることはありませんか?。あるいは、自分はツイていないと愚痴を言いたくなるような事は、ないでしょうか?。

今日のポイント

 

多様な価値観

どんなに自己啓発系の本を読んでも、どんなに偉人の言葉を聞いても、イライラする事があります。嫌いな人がゼロにはなりません。

聖人君子ではない私は、「世界人類、みな兄弟」と気軽に言えるようにはならないわけです。

嫌いなものは嫌いです。合わない人とは合いません。イライラもするし、怒りたくなる時もあります。「こいつとは、仕事じゃなかったら絶対に口をききたくない!」と思う人だっています(汗)。

では、嫌いな人は「悪」なのでしょうか?。そして、「自分は運が悪い」と本当に断言できるのでしょうか?。

あなたが、大嫌いだと思っているAさんがいたとします。でも世の中は広いもので、そんなAさんの事を大好きだと思っているBさんも、きっといるのです。

私にもそんな経験があります。

サラリーマン時代、とても個性的なオジサン(Mさん)と一緒に仕事をする機会がありました。

私はMさんの事が苦手でした。また私の周囲にもMさんの事を良く言う人はいませんでした。だから、私はMさんを「変な人」だと決めつけていたのです。そして、Mさんの事が嫌いになりました。

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(画像URL:illust-AC 様:えせねこ さん)

そんなある日、久しぶりに出会ったTさんと飲みに行く事になりました。

飲み会でTさんに、(当然賛同してくれるものと思い)Mさんの愚痴を言った所、驚くべき反応が返ってくるではありませんか。なんとTさんは、「Mさんの何処がいけないの?。あんなに良い人はいないじゃないか」と言うのです!。

もう1つ例を挙げてみましょう。

あなたが楽しみにしている遠足があるとします。ところがその日に雨が降りました。

遠足を楽しみにしていた人にとって、これは不運な出来事です。でも、すべての人にとって不運であるとは言えません。なぜなら、雨を待ち望んでいた農家の人にとっては幸運だからです。

それに遠足の日に雨が降ってくれたお陰で、素敵な事が起こるかもしれません。例えば野山の代わりに出かけた美術館で、人生を変えるような人に出会うかもしれませんし、将来画家になるキッカケを得るかもしれないのです。

私の知り合いにも、たまたま寝坊して遅刻したお陰で、いつも乗っていた電車が事故を引き起こした時に、巻き込まれなくて済んだという人がいました。

事故
(画像URL:illust-AC 様:acworks さん)

人生、どこでどんな事が起こるかは、誰にも予想ができません。

だとしたら、どんな出来事や人と出会っても、それを不運だとは嘆かず、怒ったりイライラしたりしないで、(「幸運」とまではいきませんが)不快な感情を抱かないようにしたほうが得策というものです。

『怒りの鎮まるとき、後悔がやってくる』
ソポクレス ソポクレス:古代ギリシャの詩人

怒ったりイライラしないことについて解説している本「怒らない技術:嶋津 良智:フォレスト出版」に、こんな言葉が紹介されていました。

晴れたら喜ぼう。雨が降っても喜ぼう。何があっても喜ぼう。それが繁栄につながる」。

 

自分が選んだ世界

そもそも、私たちは「自分の好み」に応じて人生を選択しています。

それが意識的か無意識的かに関わらず、自分が楽しかったり、気楽だったり、受け入れることができるものを好みます。嫌いだとか、苦手だと思うものは避けようとします。

たまにハラハラドキドキするジェットコースターのような人生も、悪くはありません。

でも、いつも緊張の連続では疲れてしまいます。だから長い年月の間に、自分の周りには「自分が許容できる(好きだと思う)人や、安心できる物が集まる(集められる)」事になります。

見慣れない綺麗なホテルの一室よりも、散らかっている自分の部屋の方が落ち着くのは、その為です(笑)。

こういう話をすると、自分は嫌な上司や仕事を選択した覚えはない。大嫌いな隣人を選んだつもりは無いという人が見えます。気持ちはわかります。

ですが、それでも「あなたは選択している」のです。

選択する
(画像URL:illust-AC 様:はるまき さん)

本当にその職場が嫌なら、あなたには飛び出す自由があります。どうしても隣人に我慢ができなければ、別れるとか引っ越すとか、なるべく合わないようにする自由があるのです。

でも会社を辞めたり家を飛び出すリスクと、今の環境に残るリスクを比較して、あなたは「残る」道を選びました。

このように、どんな人と、どのように付き合うのかを決めているのは「自分」なのです。

今の自分の境遇を「良し」としているのは自分です。毎日嫌だなぁと思いながら通う会社だって、「ここで働かせてください」と言ったのは、他ならぬ自分なのです(汗)。

自分の人生を選択し、今の自分の境遇を作り出している「最大の力」は、他人ではなく、自分自身の心(考え方)という事になります。

 

それでも楽しく生きるために

そうはいっても、やっぱり自分の思い通りにならない現実には愚痴を言いたくなります。嫌いな人は嫌いです。

それでは、毎日出会ういろいろな境遇に、なるべく愚痴や文句を言わないで過ごすためには、いったいどうしたら良いのでしょうか?。

嶋津さんは先の本で、いろいろな方法を紹介してくれています。

  • 嫌なことは神様から与えられた試練だと思う
  • 意図しない出来事にも、「ちょうど良かった」と言ってみる
  • 嫌な相手を、反面教師に出会えたと感謝する
  • 多彩な価値観や考え方があって良いのだと思う
  • どうしても嫌なら、イライラする前に逃げる

イヤダイヤダと愚痴を言って過ごしても1日、まぁこんなものかと現実を受け入れて、笑顔で過ごしても1日です。

嫌な出来事や思い通りにいかない現実は、こうも受け止められます。

  • この世界は、自分の思い通りにいかないからこそ楽しい
  • 嫌いな人がいるおかげで、自分はどんな人が好きかハッキリする

考えてみてください。どんな敵でも一撃で倒せてしまうRPGは、楽しいでしょうか?。どんなメチャクチャな戦法を使っても、必ず勝ってしまうシミュレーションゲームはどうでしょう?。

・・・きっとそんなゲームはツマラナイ筈です。

同じように、もしも何でも思い通りになる人生があるとしたら、それはきっと凄く退屈でツマラナイ人生に違いありません。

嶋津さんは先の本で、有名なプロゴルファーの丸山 茂樹さんのこんな言葉を紹介してくれています。

『ゴルフは楽しい。でもゴルフは苦しい。この2つが無ければゴルフじゃない』
丸山 茂樹 丸山 茂樹:プロゴルファー

ゴルフ場
(画像URL:illust-AC 様:アート宇都宮 さん)

さて、あなたは今日どんな1日を選ぶのでしょうか?。イライラしたり嫌な気持ちで過ごす1日を選びますか?。

そして自分が選んだ結果に満足できるでしょうか?。

私も「自分の幸せは、自分が決めている」事を再度確認したいと思いました。

名古屋:伏見のオフィスより感謝を込めて。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


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今日の学び:自分の幸せは、自分が決めている
今日の箴言:
ソポクレス:古代ギリシャの詩人
丸山 茂樹:プロゴルファー
今日の書籍:怒らない技術:嶋津 良智:フォレスト出版
今日の写真:illust-AC 様:kozozo さん

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