習慣という才能

こんにちは、MSLABOです。

「これ、いけるかも!」、「よし、やってみようぜ!」。時として、そんな思いで盛り上がることがあります。

今日のポイント

 

気分ほど疑わしいものはない

先日、とあるキッカケで若い人たちと飲み会を開きました。飲み会には、歳の差があるいろいろな立場の人たちが集まりました。そんな飲み会は刺激があって楽しいものです。

飲み会の席では、時としてお馬鹿な話から面白いアイデアが飛び出す事があります瓢箪から駒(ひょうたんからこま:思いもかけない事が起きること。また、冗談半分で言ったことが現実になること)という諺(ことわざ)もありますよね。
(参考URL:故事ことわざ辞典 様)

お酒が入り気分がよくなると、普段は世間体に縛られているので言わないことや、常識に凝り固まっていて思いつかないアイデアが出てきます。

話に尾ヒレがついて、「おお、いいじゃん、それ。やろうやろう!」なんて盛り上がった経験が、みなさんにもあるのではないでしょうか?。

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(画像URL:illust-AC 様:すずしろ さん)

しかしそんな盛り上る気持ちやアイデアも、一晩寝てお酒が抜けた頃には、すっかり霧散しています。あのバカ騒ぎはなんだったのかと思うほどです。

盛り上がる気持ちが、いつのまにか無くなってしまうのは、なにもお酒の席での話だけとは限りません。

会社の研修や教育、あるいは自己啓発書などを読んだ後にも、同じことが起こります。「変わろう!」とか「よし、やるぞ!」と鼻息が荒くなってはみたものの、いつのまにか元通りといった経験が、みなさんにもありませんか?(汗)。

ぼくらの仮説が世界をつくる。:佐渡島 庸平:ダイヤモンド社」に、こんな話が紹介されていました。

佐渡島さん(現在は、株式会社コルクの社長さん)は講談社の「モーニング」編集部で活躍をされていた編集者です。在職中は宇宙兄弟やバカボンドなどの有名な漫画を手がけられていました。

彼は職業柄、たくさんの新人マンガ家に出会う機会があったそうです。

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(画像URL:illust-AC 様:玉葱 さん)

そんな新人の中には「キラリ」と光る才能を見せる人たちがいる。だから、そんな新人に出会ったら「下書きでも良いので、新しい作品を持ってきてください」と積極的に話をしたそうです。

日本最大の出版社の、一流の編集者に声をかけてもらえる。私なら、もう舞い上がってしまいそうなチャンスです。ところが、実際に原稿をもってくる新人マンガ家は数えるほどしかいなかったのだとか。

佐渡島さんは、こう書かれています。「磨けば光る才能を持っている人にはたくさん会いましたが、覚悟を持って努力し、それを磨ける人はほとんどいませんでした。

『よく、あなたには才能があるから、岡本太郎だからやれるので、凡人には難しいという人がいる。そんなことはウソだ。やろうとしないから、やれないんだ。それだけのことだ。』
岡本太郎 岡本 太郎:芸術家

二重目標

では少しでも「盛り上がった気持ち」を行動に変えるには、どうしたら良いのでしょうか?。

佐渡島さんは、受験漫画として注目を集めた「ドラゴン桜」も担当されていました。その取材を通して、努力を続けるための1つの手段として「二重目標」という方法を学んだそうです。

二重目標とは、ある大きな目標に対し

  • 毎日できる最小の(簡単な)行動 と
  • 理想的な行動

の2つをつくる方法です。

例えば英語の成績をあげるという目標に対し

  • 毎日、英単語帳を手に取る という目標(簡単な目標)と
  • 毎日、新しい英単語を10個覚える という目標(理想)

の2つの行動計画を立てるのです。

私たちは何かの夢を抱くと、盛り上がった気分に乗じてついつい「大きな行動」をしたいと考えてしまいます。即効性を期待するのです。

そんな大きな行動が継続してできる人は良いです。でも怠け者の私には無理(笑)。3日坊主で終わるどころか、行動することさえできない事請け合いです。

「毎日新しい英単語を10個覚える」という行動は、「なんだ、そのくらい」と思えるものです。しかし毎日続けるとなると、なかなか出来るものではありません

だから「毎日、英単語帳を手に取る」という「これなら(その気さえあれば)いくら忙しくてもできる」という目標を立てておくのです。これが「二重目標」のポイントです。

難しい(ちょっと頑張らないと)できない目標だけだと、飲み会があったり、残業が続いて忙しい時に、「サボる」格好の理由となってしまいます。

怠けもの
(画像URL:illust-AC 様:acworks さん)

そんなサボる回数が増えていくと、だんだんとヤル気を失ってしまいます。

『さぼれば、さびる』
ヘレン・ヘイズ ヘレン・ヘイズ:女優

習慣を変える

人生を変えるには習慣を変えるしかない!」。佐渡島さんはそう書かれます。

米デューク大学の研究者が発表した論文によると、私たちの行動の40%は意思決定によるものではなく「習慣」に基づいていると言われています。

なんとなく、いつものように、深く考えずに行動する。私にも思い当たることが沢山あります。

いきなり大きな行動の変化をつけるのではなく、ちょっとした行動の変化をつける。それを毎日継続する。

新しい習慣を身につけるには、毎日自分が行う習慣の中に、身につけたい習慣を紛れ込ませるのも良い方法です。

例えば英単語を覚えるのであれば、毎日見る鏡の横に、日めくり式の英単語帳を貼り付けておく。毎朝鏡を見るたびに新しい単語が目に留まるようにする。日頃、苦もなく行っている行動の中に、さり気なく新しい行動を混ぜるのです。

単語帳
(画像URL:::illust-AC 様Mino Kikakuさん)

「自分が本気をだせば、いつだって出来る」、「明日からやる」なんて不確かな気分に左右されず、サボる天才の自分をうまくなだめて、行動を継続にかえる必要があります。

『続ける才能さえあれば、他のどんな才能も凌駕する時は必ず来る』
山口 千尋 山口 千尋:靴職人

さて、あなたはどんな目標を持っているでしょうか?。そのために、今すぐ出来る行動は何でしょうか?。

何事も「行動」しなければ始まりません。私も、直ぐにできる事を毎日続けてみよう。そんな事を学ばせていただきました

名古屋:伏見のオフィスより感謝を込めて。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


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今日の学び:直ぐにできる事を毎日続ける
今日の箴言:
岡本 太郎:芸術家
ヘレン・ヘイズ:女優
山口 千尋:靴職人

今日の書籍:
ぼくらの仮説が世界をつくる。:佐渡島 庸平:ダイヤモンド社
今日の写真:photo-AC 様:きなこもちさん

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