こんにちは、MSLABOです。
私達は「XXXしたい」と望みを抱きます。望みは人の希望であり生きる糧ですが、なかなか思い通りに願いが叶うわけではありません。
『目的に向かって進んでいく人、挫折を重ねていく人、そして、だらだらと一生を終えてしまう人の一番大きな差は、願望の強さなのです』
稲盛 和夫:実業家、KDDI創業者
という偉人の言葉がありますが、偉人たちは燃えるような情熱や望みを描いて行動をします。そんな情熱は、なぜ沸き上がってくるのでしょうか?。どうして継続できるのでしょうか?。
「SELF HELP 自分を敬え 超訳・自助論:辻 秀一:学研パブリッシング」によれば、「XXXしたい」という願望は3つの種類に分けられるのだそうです。
いったいどんなふうに分けられるのでしょうか?。
1番目は「結果にフォーカスした願望」です。
お金持ちになりたい、有名になりたい、高校や大学受験に合格したい、一流会社に入社したい、病気を治したい、試合に勝ちたい、ブログの人気をUPしたい(w)・・・・いろいろありますね。
「ある結果を得たい」と考えるものが、「結果にフォーカスした願望」になります。
しかし、世の中は誠に理不尽で、この結果にフォーカスした願望は、叶う可能性が一番低い(難しい)願望になります。
お金持ちになりたいと望んでも、私の財布からは諭吉さんが出て行くばかりですし(笑)、誰もが望んだ学校や会社に入れるわけではありません。
結果は「自分の外にあるもの」なので、自分ではコントロールできないわけです。
にも関わらず、私達はこの「結果にフォーカスする願望」を、一番に考えてしまいます。
そして期待通りの結果を得られないと「こんなに努力したのに、なんでだ?」と困惑し、「自分は運が悪い、恵まれていない、チャンスが無い」とヒガンでしまいます。
私も思い当たることが一杯ありそうです・・・(汗)。
2番目は「行動にフォーカスした願望」です。
勉強したい、仕事をしたい、遊びたい、話したい、聞きたい、見たい、楽しみたい、旅行に行きたい・・・などなど。
望んだ結果を得るために、行動することを望む わけですね。
「行動にフォーカスした願望」は、「結果にフォーカスした願望」より叶う可能性が高いです。なんせ勇気をもって自分から行動すれば良いのですから。
行動は「自分でできる願望」なので、ある程度コントロールできます。
でも、私などは意気地なしなので「行動」に踏み切れない事がよくあります。
「XXXしなきゃなぁ・・・でも、失敗したらどうしよう?、損をしたら嫌だ」と不安になり、行動を躊躇してしまいます。
そして3番目は「自分にフォーカスした願望」です。
1番目、2番目まではなんとなくわかりやすい分類なのですが、「自分にフォーカス」した願望とは何でしょうか?。
この願望は別の言い方をすると、「自分は、どうありたいのか」、「どのように生きたいのか」という「生き方、あり方」に対する願望なのだそうです。
そして辻さんによれば、この願望を知り、満たすことこそが最も大切なのだとか。
辻さんは先の著書の中で書かれます。
「本当は、自分はどうありたいのか? 自分が望んでいることに正直に生きることが肝心です」
例えば、あなたの願望が「お金持ちになりたい」だったとして、なぜお金持ちになりたいのか?。
「お金があれば、安心して暮らせる」と思うからなのだとしたら、なぜ安心して暮らしたいと思うのか?。
「安心して暮らせれば、心に余裕ができて、まわりの人にも優しく出来る」と考えているのなら、あなたが本当に望んでいる願望はお金ではなく、「優しさや暖かな雰囲気に囲まれた生き方」ではないか?・・・。
お金はその為の1つの手段でしかないと気がつくのではないでしょうか?。こんな感じで、自分の心のなかを深堀りしていきます。
自分の生き方は自分で決めることができます。また自分で決めなければいけません。そして自分の生き方を決めて、そうありたいと望む事は、今すぐにでも可能です。
『すべての物事は願望から生まれ、心からの願いはすべてかなえられる。人間は、心がけたとおりになるものである。』
エルバート・ハバード:作家、教育家
偉人たちが自分の願望をひたむきに追いかけられるのは、結果や行動に基づく願望にフォーカスしているからではなく、その人の生き方(あり方)に根ざす願望にフォーカスしているからなのではないかと、思い至りました。
その人が心から望んでいる人生、生き方、あり方に根ざしているからこそ、「いつも、その事を考えている」。だから情熱をかけ続ける事ができる。いつも考えているからこそ「行動」を継続する事ができて、結果を引き寄せているのだと学ばせていただきました。
逆に言えば、上辺だけで「お金持ちになる事」や「有名になる事」を望んでも、叶えることが難しいという事ですね。
「なぜお金持ちになりたいのか、それはXXXという自分でありたいからだ」と、自分の生き方やあり方に直結した願望に結び付けなければ、力が沸き起こって来ないわけです。
これすこし考えてみましたが、私にとっては難しい題目でした。
「みんなに認めてもらい、喜んでもらう作品を提供する人になりたい」(結果の願望)
↓
「ブログを書いたり、本を執筆しよう」(行動の願望)
↓
では、なぜ認めて欲しいのか?
では、なぜ喜んで欲しいのか?
どんな自分でありたいのか、どう生きたいのか・・・・
あなたの根源にある願望は何ですか?。
どのような人間になりたいですか?。
私も、深く自分を見つめる必要がありそうです。
名古屋:伏見のオフィスより感謝を込めて。
長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。
- 稲盛 和夫:実業家、KDDI創業者
- エルバート・ハバード:作家、教育家
今日の書籍:SELF HELP 自分を敬え 超訳・自助論:辻 秀一:学研パブリッシング
今日の写真:illustAC様 :じゅんさん