こんにちは、MSLABOです。
外国と日本を比べるまでもなく、同じ国内でも出身地(県、地方)が違えば、いろいろと生活習慣や言葉が異なります。昔と比べると「だいぶ特徴が薄れてきた」ように思いますが、方言などは、各地方の特色を示す代表例でしょう。
例えば、私が現在住んでいる東海地方では、机を運ぶ事を「机をつる」と言います。私の田舎(出身県)では言いませんから、初めて聞いた時は???でしたw。
田舎から大都会 名古屋に出てきたのは大学生時代だったのですが、私の家は貧乏だったので、アパートやマンションに1人暮らしはさせてもらえず、学生寮での集団生活でした。
学生寮には各県から寄り集まった猛者たちが集合しており、それはもう国際色豊か(いや、地方色豊か)な状態でした。
そこで始めて「自分が、訛っている(なまっている)」事実を痛切に感じ、田舎者と思われたくないと、まなっている事を恥ずかしく思ったのを思い出します。
そんな事を思い出しながらNETを検索していたら、いろいろなデータを日本地図で図示した面白いサイトを見つけました。
例えば「女性の平均バストサイズの分布」(参考:dennsuke43様)です。・・・・ぶっ・・・なんなんですか、この統計はw。
あなたは、全国47都道府県で「最も胸が大きな女性の県」は何処だかわかりますか?
男性なら気になる所ですが・・・・
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上記データによれば、それは「岐阜県と京都府」なのだそうです。うは、京都女子最高~(笑)。
昔、大阪 朝日放送の探偵ナイトスクープで「アホとバカの境界線は何処か?」という、実に笑ってしまう(失礼)調査が行われた事があります。関西圏は「アホ」と言い、関東圏は「バカ」と言うことが多いのですが、ではその境界線は何処?というわけです。
ところが、ふざけたバラエティー向けの内容であった割には、調査すると非常に興味深い結果を得たのだそうです。正に「瓢箪(ひょうたん)から駒(こま)=思いもかけないことや道理上ありえないことが起こること」だったわけですね。
その概要が「平林 順の考える科学 様」に書かれていますが、「京都教育大附属高校同窓会 様 (2019/04 リンク先不在)」のサイトで、実際の地図を見ることができます。
上記に地図の一部を抜粋しましたが、ご覧になっていただくとわかるように、「京都府」を中心とした同心円上に、方言が分布していることがわかります。
つまり「(昔、文化の中心地だった)京都周辺で生まれた言葉が、時間をかけて各地に同心円上に伝搬し、結果として「古い言葉」が京都から離れた場所に残った」と考えられるのだそうです。
この調査の過程は「全国アホ・バカ分布考 はるかなる言葉の旅路:松本 修:新潮文庫」にまとめられていますので、興味のある方は読まれてみると良いかもしれません。
現代では東京が日本の首都ですが、どんな話題であろうとも、NETを使って「あっと言う間」に全国、全世界に情報が伝播します。その勢いもあってか、ますます均一化、平均化が進み、日本では同調圧力(みんなと同じであるべきだという考え)が高まっている気がします。
『世間では、大人の言いなりになる子や、大人の考えの枠から飛躍しようとしない子が「いい子」であり、自分の意思を堂々と主張したり、個性的な考え方や行動をする子を「悪い子」というレッテルををはりがちである。けれども私は逆だ。世間でいう「悪い子」に期待している。なぜならそういう子どもこそ個性にあふれ、可能性に満ちた本当の意味の「いい子」だからである。』
本田 宗一郎:本田技研工業創業者
『成功者は常に「個性的」である』
田坂 広志:多摩大学大学院教授
若い頃は「地方なまりの方言」は、都会のみんなと違っていて、田舎臭くて恥ずかしいものと考えていましたが、それは思い違いであったようです。
偉人の言葉を借りれば、「違い」は個性であり、差別化であり、存在意義だと言えそうです。同じである事よりも違っていることの方が素晴らしいわけです。
本田 宗一郎さんは子供について述べていますが、彼の指摘は「世間一般の大人」についても当てはまるのではないでしょうか?
あなたは隣の人と「どんな違い」がありますか?。きっと全然違っている筈です。
違いを大切に。個性的でありたいと思いました。
長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。
今日の学び:違いを大切に。ビバ、私という個性!
今日の箴言:
- 本田 宗一郎:本田技研工業創業者
- 田坂 広志:多摩大学大学院教授
今日の書籍:全国アホ・バカ分布考 はるかなる言葉の旅路:松本 修:新潮文庫
今日の写真:freepik.com様
いつか書く: