こんにちは、MSLABOです。
前回の記事「努力は報われる?」で、努力には2種類ある事、そして狭義の努力は無駄であり報われない事を書きました。広儀の努力=真の努力をするには、自分が努力すべき領域(適正、才能)を見極める必要がありそうです。では、どうすれば良いのでしょうか?
自分の才能や適正を見極めるというのは、私の大きな課題の1つです。(中年のいい年したオッサンが言うことではありませんが・・・汗)。
そのせいもあってかこの記事を書き始めて、これは1回の記事ではちょっとまとまりきらないなぁと気がついてしまいました。
ですので、今回は「自分の才能や適正を見極める」1つの方法として、「自分の好きなこと」を洗い出すという観点から記事を書きたいと思います。
「好きなことは何ですか?」と聞かれた際、大好きなことがパパッと即座に思いつく方も見えるかもしれませんが、実は私の場合、正直言ってこの「好きなこと」が何なのかがわからなくなっていました。
「ええー、自分の好きなこともわからないの?」という声が聞こえてきそうですが、恥ずかしながら、「好きなことは何ですか?」と言われても「毎日ゴロゴロする事(笑)」と答えるのが精一杯で、皆目ピンと来なかったのです。
これについて「大好きなことをやって生きよう!:本田 健:フォレスト出版」では、寝ることやゴロゴロする事は、ストレスの解消や疲れを癒やす為にやる行為なので、ここで言う大好きな事には当てはまらないとした上で、下記の視点を紹介しています。
- やっているだけで楽しくなる事
- まわりを楽しませ、幸せな気分にする事
- 自然とやってしまう事
- 生まれ変わってもやりたい事
- お金を出してもやりたい事
- まわりから「もっとやったら」と褒められる事
- 少しでも時間があったら、やってしまう事
順番に見て行きましょう。
1.やっているだけで楽しくなる事
それをやっている事でお金になるかとか、有名になれるかという観点を除外し、「XXXをやっていると、止まらない」事を探します。
昔「止まらない、やめられない、かっぱえびせん」というお菓子のコマーシャルがありましたが、そんな勢いですね。
ポイントは、そのXXXをやっていると、時間が立つのを忘れて、のめり込んでしまうかどうかです。1時間が10分に感じてしまうような事です。みなさんにも経験がありますよね?
「え、もう1時間もたったの!?」というやつです。
2.まわりを楽しませ、幸せな気分にする事
自分が楽しい事には、残念ながら「自己中心的な楽しさ=自分さえ楽しければ良い」という行為が含まれています。上記でパチンコなんてギャンブルを挙げた人は、その口ですね。
そうではなくて、まわりで見ている人を不快にしない事、あわよくば周囲の人も楽しませることを考えます。
自分だけが楽しければ良いことであっても、その中に「周りを楽しませる要素があるとしたら、何か?」を考えます。
パチンコなら、例えばパチンコの必勝法を探すのが好きだと気がつけば、実はあなたは隠されたものを探し出す事が好きなのかもしれません。競馬であれば、馬そのものが好き=動物が好きなのかもしれません。
ただしギャンブルやお酒などが好きという場合は、日常のストレスや何かのコンプレックスから逃避する為に行っている可能性もあります。この場合は「好きでやっている」のではなく「現実から逃げている」わけですから、混同してはいけません。
3.自然とやってしまう事
ついついやってしまう事、気がついたらしている事です。
例えば「列車の時刻表を見るのが好き」で、なんとなく時刻表を見たり買ってしまう鉄ちゃんだとか、「街ですれ違うかわいい女の子を見るのが好き」な助平(あ、私か?(笑))だとか。
なぜやってしまうのだろう?と考えてみます。私の場合ならオンラインゲームで良く遊んでしまいますが、
- 元々ファンタジーやミステリアスなものが好き=RPGが好き
- 努力により成長していく事が好き=達成感が好き
- 人とのコミュニケーションが好き
などに理由がありそうです。
4.生まれ変わってもやりたい事
もう年だし、いまさら好きなことなんて言われても・・・という方も見えるかもしれませんね。私もそうでした。
そのような場合は、仮に生まれ変わったとしたら今度は何がやりたいか、もしも神様が目の前に現れて「なんでも好きな事ができるようにしてあげよう」と言われたら何を願うか、考えてみるのがヒントになりそうです。
5.お金を出してもやりたい事
普通仕事はお金をもらうためにやりますよね。そうではなく、ここでは「お金」を払ってでもやりたいかを分析します。タダだからやる(やっている)程度の好きなのか、お金をかけてでもやりたいのか?。
要は本当にお金を出すかどうかではなくて、「あなたの好きの本気度合いを考えなさい」という事だと思います。
6.まわりから「もっとやったら」と褒められる事
自分自信が理解している事と、周囲から見た印象が異なることがあります。自分のことは自分が一番よく知っている!と言いたいところですが、そうとばかりは限らないようです。
自分の知らない自分がいる事については「ジョハリの窓」を参考にされると良いかもしれません。(参考:owls column 様)
この左半分は「自分が知っている自分」ですから、上記で分析した「大好きな事、得意なこと」に挙げやすいのですが、右半分は「自分が知らない自分」ですので、この領域に存在する自分の特徴は自分では挙げることができません。
そこで、他人の意見を聞いてみるわけです。
7.少しでも時間があったら、やってしまう事
「3.自然とやってしまう事」と似たような観点ですね。空き時間があったら読書しているとか、スマホを触っているとか・・・ついついやっている事の中に自分の「大好き」なものが隠れているかもしれません。
上記の観点で、私も自己分析してみました。
その結果・・・
私の場合は
空想癖があり
ファンタジーや架空の話、科学や歴史に興味があり
ミステリアスなものが好きで
話し好きで
教えるのが好きで
書くことも苦にならず
プログラムなど自分のアイデアを形にする事が好き
だとわかりました。
好きなことが必ずしも現実の職業とマッチするとは限りません。また、好きなことを安直に既存の職業に当てはめるのには少々抵抗感があります。
ですが、あえて当てはめるとするなら、作家、小説家、ブロガー、シナリオライター、講演者、コメンテイター(評論家)、ゲームプログラマー、宗教家(笑)? などになりそうです。
あれ・・・今の職業(ビジネスプログラムを作るSE)が無い気がしますが・・・・どゆこと?(汗)
ここで終わってしまうと「今日の学び」が書けなくなりそうです。
そこで、最後に偉人の言葉を紹介しつつ、次回(自分の素質を見極める(その2))は「また違った視点」で自己分析をする方法を考察したいと思います。
『好きなことはくたびれない。』
淡谷のり子:歌手
はい、ズバリ!その通りですね。
夢中になれる事は、辛いとか嫌だという感情がわきませんから、疲れ果てるまで続けることができます。きっと淡谷のり子さんにとっては、歌う事が大好きなことだったのかもしれません。
『わたしはサッカーが好きで、そのサッカーを続けていくために、人より努力と犠牲を惜しまなかっただけだ』
アルトゥール・アントゥネス・コインブラ(ジーコ):サッカー選手
ジーコ選手にとっては、大好きなことはサッカーだったんですね。
だからサッカーに情熱を傾け、遊びたいとか他のことをしたいという思いを抑え(犠牲にし)ても、続けられたのだと思います。
ジーコや淡谷さんやイチローのように、好きなことを一途にやったとしても
- 好きなことで必ず社会的な成功が得られるとは限りません。
- 好きなことがお金や地位に変わる保証はありません。
- 好きなことが他人に認められるとは限りません。
しかし
- 好きなことをやると幸せを感じます。
- 嫌いなことを我慢する人生より、好きなことを楽しむ人生は素敵です。
- 好きなことなら、ネガティブな感情を感じにくいし、忘れる事ができます。
- 好きなこと=成功ではないけど、本当に成功している人の多くは、好きなことをやり続けた人であるとも言えます。
どちらの人生を歩むかは、個々人の自由です。さて、あなたの好きなことは何でしょうか?。
長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。
今日の学び:自分の中にある「大好き」を見つけろ!
今日の箴言:
- 淡谷のり子:歌手
- アルトゥール・アントゥネス・コインブラ(ジーコ):サッカー選手
今日の書籍:大好きなことをやって生きよう!:本田 健:フォレスト出版
今日の写真:いらすとや 様
いつか書く: