今でしょ！ | 自己啓発。人生について考える

こんにちは、MSLABOです。

友達のブログ「アイデアホイホイ」に「昨日に縛られるな、明日に囚われるな。」という記事がありました。今生きていることに注力しなさいという記事でしたが、記事にある通り、私達はついつい過去や未来に生きてしまいます。

「ああ、XXXをYYYしておけばよかった」・・・はい。そんな過去への思い、私にも沢山あります。もうね、「ああ、あの時なんであの子に声かけなかったんだろう？」とか「なんで、あんな事しちゃったんだろう？」とか・・・。たまに過去を振り返り反省するのは良いことだと思うのですが、だからといっていくら悔やんでも過去に起きた事は変わりません。過去は「記憶」であると言えます。

未来についても同じです。普通は未来に希望を抱いて「XXXになりたい」「YYYが起こるかもしれない」と思う事は良い事のように思いますが、未来はどうなるか誰にもわかりません。「この株、絶対値上がりする筈だ」とか「来年にはXXXが流行するだろう」とか、投資やトレンドの世界では未来を予測し分析する術が沢山ありそうですが、私たちは1秒先の未来さえ確実に言い当てることは出来ないのです。未来は「想像」でしかないわけです。未来という字は「未だ来ていない」と読めます。

Wikiによれば、古代ローマのホラティウス（紀元前65 – 紀元前8）が残した詩に「その日を摘め（今日という一日を大切にしなさい）」と書かれているそうです。
また仏教においては、ある日ブッダが「なぜ穏やかに暮らしているのですか？」と尋ねられた際、「過去に悩まず、未来を期待せず、現在に生きている。したがって穏やかなのです」と答えたそうです。
さらに茶道には「一期一会」という言葉があります。「二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい」という意味だとか。つまり今日元気に出会い楽しく話した人も明日にはお互いが死に別れているかもしれない。極論を言えば明日災害が襲ってきて、とんでもない事にならないとは限らない。だから今日、今、出会い話しているこの瞬間瞬間を、2度と無いものと思って大切にしなさいという意味なのだそうです。古代ローマの詩人も、仏教の開祖ブッダも、茶道も、みな同じ事を言っているように思います。

過去の経験があるから同じ失敗を防いだり、人の気持ちが理解できます。未来に希望を託せるから努力もできるし貯蓄もします。しかしその一方で、過去や未来は大切なものですが囚われすぎると弊害も多いようです。

では私たちはどうしたら良いのでしょうか？
それは、過去や未来ではなく、今できる事（自分で変えられる事）と、できない事（自分ではどうしようもない事）とを区分けし、今できる事に注力する事なのではないかと思います。

『他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。』
エリック・バーン：精神科医

私が思うに
簡単には変えられないもの
・他人（他人は変えられない）
・感情（感情のコントロールは難しい）
・生理反応（眠い、腹減った、Hしたい・・・防げません）
・過去（過ぎ去りしものは変わりません）

努力して変えられるもの
・自分の意志
・自分の思考
・自分の習慣
・自分の行動
ではないでしょうか？

※未来については「変えられるもの」に部類すると思いますが、どうなるか確実性がなく、その多くを自分で制御できるものではありません。ですので「努力して変えられるもの」には、あえて書きませんでした。

自分の考え方、思い、習慣や行動は（簡単ではありませんが）努力すれば変える事ができそうです。これに異議を唱える人は、かなりの変人か怠け者でしょうｗ。
変えられないものに執着するのをやめて、未来に向かって変えられるものを変えていく努力をする事がポイントだと思えます。このあたりは次回に書きたいと思います。

「未来は僕らの手の中」という歌があります。ブルー・ハーツの歌ですが、その歌詞に次のようにあります。

『あまりにも突然に昨日は砕けていく。それならば今ここで、僕等何かを始めよう』
未来は僕らの手の中作詞：真島　昌利、歌：THE BLUE HEARTS

今、今、今、今でしょ！です。

今に関する話題としてWEBで拾い集めたのですが、北辰一刀流の創始者である千葉周作に、弟子たちが次のような質問をしたそうです。「先生、100人の敵に囲まれたら、どう戦いますか？」。
周作先生は、なんと答えたと思いますか？
・・・・・・
・・・・・・
周作は「それ剣は１つなり」と言ったそうです。
つまり剣は１本しかない。100人を同時に切れる訳ではない。まずは目の前の敵１人を斬れと言ったのです。
今に関する話をもう１つ。仏教では「念仏」と言いますが、念という字は「今の心」と書きます。過去でも未来でもない今に心を置きなさいという事です。

今でしょ！・・・私も今日という日を１日１日大切にしたいと思います。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。

今日の学び： 今日という日を全力で駆け抜けろ！
今日の箴言：