人生はRPG(その1)

こんにちは、MSLABOです。

前回の記事「勇気は3階建て」や、以前書いた記事「仕事とやりがい(その2)」でも少し触れましたが、人生はRPGに似ていると感じています。今日はそんな話題について書いてみたいと思います。


Wikiなどを調べて頂ければ解りますが、RPGが今のようにコンピューターゲームの代名詞となったのはだいたい1980年台からで、その前は「テーブルトークRPG」と呼ばれるボードゲームでした。

テーブルトークRPGとは、ボード上にキャラクターの人形や駒を配置して、ゲームマスターと呼ばれる人と各キャラクターを演じる人が様々なやりとりをしながらゲームを進める「役割演出ゲーム」です。

そのテーブルトークRPGは、元々戦争を題材としたウォー・シミュレーションゲームを先祖としています。

つまり、元を正せば現実を机上で再現するシミュレーションに行き着くというわけで、人生がRPGに似ているという図式は、あながち間違いとは言えないように思います。

trpg_play

そんな事を思っていたら、同じような事を題材にして書かれた本があるのを発見しました。「人生で大切なことはみんなRPGから教わった:市村 よしなり:バジリコ株式会社」です。

市村さんの本はRPGが題材なだけあって読みやすく、人生におけるいろいろな事をRPGのシーンに当てはめて解説されており、凄く解りやすくて親近感が持てます(笑)。

いくつか例を挙げてみましょう。

RPGなどでは、ゲーム開始直後は「自分が何処にいて、何をすべきか」全く解らない状態ですよね?。

よく出来たゲームでは、親切な解説や導入シーンがある場合もあります。でも全くなんの前提知識もなく始めたゲームなら、今いる街の名前や場所さえわからない状況では無いでしょうか?。

そんな時に取る行動は・・・「現在地」を把握し「目標」を確認することです。

最初から「なんとなく魔王を倒すのだ」という目的が判明している場合でも、魔王が何処にいるのかはもちろん、魔王討伐までの過程は一切闇の中です。

始まりの街をウロウロし、その世界に長らく住んでいる?(笑)町の住人に片っ端から話しを聞き、自分の持ち物やステータスを確認し・・・そんな作業から始めます。

人生においても、まずは大きな目標(長期目標、なりたい自分)を定め、自分の持ち物やステータス(所持品、財産、スキル、経験、借金(汗))を確認し、手始めにやるべき事を探し出さなければいけません。

どうしても何をすべきか解らなければ、RPGの主人公が町の住人に聞きまわるように、私達も本を読むなり、人生経験豊かな人にアドバイスをもらうべきです。

市村さんはこの事を次のように書かれています。「進む道がわからなくなったら、とにかく情報収集」。・・・納得です。

town

またRPGでは勢い勇んで街の外をうろついても、最弱のモンスターにさえ手こずり、その度にロードし直したり、街に逃げ帰ってやり直す事があります。

そうやっているうちに、徐々にお金と経験値が溜まって、少しずつ良い武器や防具を買いそろえることが出来るようになるのは、みなさんご存知の通りです。

人生も同じではないでしょうか。

目標を達成するために必要な「スキル」や「経験」や「知識」など、どれも足りない状態からスタートし、少しチャレンジしては失敗し、やり直す事の繰り返しです。

しかしRPGでは「当たり前」のように出来ていた情報収集や、やり直し作業が、リアルになった途端にできません

  • 自分の目標や現状の棚卸しをしない
  • 闇雲に行動する
  • 失敗したら「ああ俺はだめだ」と直ぐに諦めてしまう

なんだか、思い当たることばかりです(汗)

まだまだ共通事項はあります。

RPGでは「目の前に幾つかの選択肢」が提示されることがあります。でもそんな場合でも、「クエストを受けますか?」のような問いかけに、いちいち尻込みしたり後回しにしたりはしません。

そんな事をすればゲームが先に進みませんからね(笑)。何を選ぶべきかわからなければ情報収集することになるでしょうし、どうしてもわからなければ最後はエイヤっとカンで選びます。

でも例え選択を間違えても、それで即ゲームオーバーになるようなものは少ないはずです。もしそんなゲームがあったら、それはひどくツマラナイゲームです(汗)。

良くできたゲームは多少選択肢を間違えても、それだけでゲームオーバーになったりはしません。所々にやり直す機会やヒントがある筈です。

選択

市村さんは人生も同じだと言います。

「どうしよう?」と人生の岐路で迷った時、尻込みして逃げていてはゲームは先に進みません。情報を収集してもわからなければ、最後はエイヤっと決断するしか無いのです。

市村さんは、人生も良くできたゲームと同じで、1回や2回選択を誤ったからといって、即ゲームオーバーになるような事は無いといいます。

最終的にゲームオーバーになるのは、「間違えてるよ」というサインを何度も見逃したり、無視して突っ走るからに他ならないわけです。

RPGでもリアルでも、唯一「失敗」といえるのは、怖がってストーリーを進めない事。それが一番やってはいけないことだということは、覚えておいて下さい」。市村さんはこう書かれています。

さて長くなりましたので、次回に続きたいと思います。私の人生もまたRPGのようです


※今日の画像は、私の好きなファンタジーの「まおゆう 魔王勇者」から、「エピソード0 砂丘の国の弓使い」の挿絵です。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


今日の学び:人生は神が作りしRPGだ!
今日の箴言:
今日の書籍:人生で大切なことはみんなRPGから教わった:市村 よしなり(バジリコ株式会社)
今日の写真:

いつか書く:

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高瀬賢一
10 年 前

RPGですよね、人生って。
そして、RPGに学びまくりますよね。

最近ハマリにハマったゲームがあったんです。
「ペルソナ4ザ・ゴールデン」というのですが、テーマがとてもよくて「多面的な自分を受け入れる(たぶん)」。

僕、このゲームのおかげで鬱になり、そしてまた歩き出せた気がする。
よかった、歩き出せて。人生っつぅRPGで失敗するところでした。