オリンピックは努力の証 | 自己啓発。人生について考える

こんにちは、MSLABOです。

ソチで冬期オリンピックが始まりましたね。スポーツの祭典オリンピックは、元々は古代ギリシアのエーリス地方、オリュンピアで4年に1回行われた大会をヒントに、19世紀末のフランスのクーベルタン男爵が、世界的なスポーツ大会を開催する事を提唱し決議された事に由来するそうです。

詳しくはWikiなどで調べて頂くとして、近代オリンピックの第1会目の夏季大会は1896年にアテネ（ギリシャ）で開催され、冬季オリンピックの第1回は、1924年にシャモニー・モンブラン（フランス）で開催されたそうです。オリンピックは戦争により中断した事もありますから、今年無事に開催される事をまずは喜びたいと思います。
ちなみにオリンピックでの公用語は、いまでもクーベルタン男爵に敬意を示してフランス語（＋英語）が用いられるそうです。

オリンピックと言えば「オリンピックは、勝つことではなく参加することにこそ意義がある」という言葉が有名です。

この言葉は1908年のロンドン大会において、アメリカの選手団がロンドンに来てから色々な嫌がらせを受けた気分を紛らわすためにロンドンにあるセント・ポール大聖堂の聖餐式に立ち寄り、大聖堂のタルボット大主教から言われた言葉なのだそうです。そしてこの話に感銘を受けたクーベルタン男爵が晩餐会で紹介し、それをきっかけに世界中に広まったのだとか。

「勝つことではなく参加することにこそ意義がある」という言葉は、時にネガティブに捉えられることがあります。「競争なんだから、勝たなきゃ意味がないだろう？」「参加する事に意義があるなんて、そんなのはしょせん負け犬の遠吠えだ」という論調ですね。
「勝利こそ、唯一絶対の価値」と考える場合、その指摘はあながち理解できない訳ではありません。勝たなければ死んでしまうような状況では、何が何でも勝つことは、最もな重要な事ですからね。

ところで、ここで言う「勝つ」は「競争相手＝他人に勝つ」事ですよね。はてさて勝利とは本当に「他人に勝つ」事なのでしょうか？。せっかくのオリンピックシーズンですので、ここは有名なアスリート達の言葉を見てみましょう。

『相手はいるんだけど、敵は自分自身なんだよね。』
三浦　知良：サッカー選手

『人に勝つという価値観では野球をやっていない』
鈴木　一郎：野球選手

厳しい勝負の世界で、まさに勝利＝自分の名声という立場にあった彼らでさえ、敵は他人ではなく、勝つ＝相手に勝つ事ではないというのです。すごいですよね。彼らが闘っていたのは他人ではなく、自分自身だったのかもしれません。
そういえば先に紹介したクーベルタン男爵は晩餐会で次のように述べたそうです。「自己を知る、自己を律する、自己に打ち克つ、これこそがアスリートの義務であり、最も大切なことである」。アスリートは、まず自己を知り、自己に克つ事が大切なのだと言うのです。つまりは「自分に勝て」と言ったのです。
では「自分に勝つ事」について、アスリート達はどう思っていたのでしょうか？

『自分が負けたと思わない限り、負けることはない。その出来事を決めるのは自分だけなのだ』
イアン・ソープ：水泳選手

イアン・ソープ選手によれば、負けたと思った時が本当に敗北した時であり、「自分はまだやれる！」と思ってチャレンジする限り負けていないのだと言います。
これは何もスポーツに関することだけではないように思います。

『失敗は、途中で放り出すから、失敗になる。世の中のためになる正しいことだと考えたら、これをやり抜けば、失敗はない』
飯田亮：セコム創業者

『成功をつくり上げる条件は数々ある。健康な体、活力、分別、熱中、そして才能である。しかしここに出さなかった条件のうち、それがなければ他の条件一切を束にしても、成功はおぼつかない条件が、ただ一つある。それは――「勤勉」だ！』
デール・カーネギー：作家、牧師

オリンピックは他人と競うだけではなく、それまで努力してきた自分を試す場所なのです。そして結果が金メダルではなくても、あきらめずに、また努力する・・・。だからこそ「参加することにこそ意義がある」。ただ漠然と努力もせずに怠けていては、参加する事さえできませんからね。
そしてビジネスにおいても他人と競うだけではなく、努力してきた自分を試す場所なのですね。起業し（参加し）試す。結果が金：かね（金メダル）じゃなくても、あきらめずに、また努力する。「自分の志を元に、起業しを試す」事なくして成功は無いわけです。ビジネスの世界もスポーツの世界も同じなのですね。

努力する事と自分に勝利する事、私もそんな事を考えながらオリンピックを観戦したいと思います。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。

今日の学び：勝利とは自分に勝つ事。あきらめるな！、努力を重ねろ！
今日の箴言：