こんにちは、MSLABOです。
入社年度別新入社員タイプ一覧というのをご存じでしょうか?。各入社年度別の新入社員を、その時代背景を彩る出来事に例えて表現したものです。私の入社時は・・・・そうか、そんな事言われてたのか(笑)
詳しくは「公益財団法人日本生産性本部」に掲載されていますが、「ここ」に一覧としてまとめられています。ちなみに2013年の新人は「ロボット掃除機型」なのだそうです。
- 一見どれも均一的で区別がつきにくい
- 就職活動期間が2か月短縮された中で効率よく会社訪問をすることが求められた
- 段差(プレッシャー)に弱い
- たまに行方不明になったり、裏返しになってもがき続けたりする
- 能力を発揮させるには環境整備(職場のフォローや丁寧な育成)が必要
なかなか面白いですよね。
どの時代の新人を見ても、それなりに皮肉を込めて書かれています。各時代のオジサマ・オバサマ達のボヤキが感じられるようです。
世のオジサマ、オバサマ達から見れば、若者はいつの時代も「今の若い者は・・・」というボヤキたくなるネタだったのかもしれません。
この「今の若い者は・・・」というボヤキは今に始まった事ではなく、平安中期の女流作家 清少 納言(966年ー1025年頃)の枕草子に、当時の若者の言葉遣いに関する苦言が掲載されているそうです。
また古代ギリシアの哲学者プラトン(紀元前427年 – 紀元前347年)やソクラテス(紀元前469年頃 – 紀元前399年)が当時の若者を嘆いているそうで、古今東西大昔から言われてきた歴史のある名セリフ?のようです(笑)。
このような根拠のない批判は、新しい物、若者に恐れ?を抱く抵抗意識のごとく、保守的な人々に用いられてきたのかもしれません。
例えば最近こそあまり聞かなくなりましたが、一時期「ゲーム脳」なるものが取り上げられ、批判されました。
ゲーム脳は日本大学文理学部体育学科教授の森 昭雄さんが2002年に出版した『ゲーム脳の恐怖』(NHK出版)において提示された説で、「日本の子供が笑わなくなり、キレるようになり、おかしくなっている」原因とされました。
ゲームに限らずコンピュータ操作中は前頭前野のβ波が低下し「認知症」とよく似た脳波状態となる事(という仮説)を理由に、私たちプログラマーやSEに敵対する理論を展開してくれたのです(汗)。
2002年頃は携帯電話がもてはやされた時代で、森さんは新しいネット社会に恐怖を抱かれていたのかもしれませんね。
ですが森さんの言われることが真実なら、ほぼ1日中PCを操作している私なんかは「とっくの昔に認知症になっている」事でしょう(笑)し、私の職場のSE連中はきっと全滅のように思うのですが、少なくとも私の知る限り、同僚で「認知症」になった人間は1人もおりません。
また明治の昔には「野球害毒論(やきゅうがいどくろん)」なるものがあったそうで、お札の顔にまでなった新渡戸 稲造:農学者(1862年9月1日 – 1933年)氏までもが、相撲や剣道、柔道があるのに外来スポーツの野球をやるなんてナンセンスだと嘆いたのだとか・・・。
すこし論調がネガティブになってしまいましたが、気を取り直して、新しいことにチャレンジする事について、偉人達の言葉を紹介してみましょう。
『新しいことを始めるのは怖くない。怖いのは、新しいことを始めなくなることだ』
マイケル・ジョーダン:プロバスケットボール選手
『始めることさえ忘れなければ、人はいつまでも若くある。』
マルチン・フーバー:宗教哲学者
マイケルの言葉を借りれば「チャレンジし続ける気持ちが大事」という事で、「今の若い者は」などと嘆き、新しい物に恐怖して、むやみに批判してみせる事こそ忌むべきだと言えそうです。
それに、新しいことを始めるのは「若者だけの特権」ではありませんからね。
最後に「遊ぶ事と年齢」について、ヘレンの言葉を紹介しましょう。
『年とったから遊ばなくなるのではありません。遊ばなくなるから年をとるのよ。』
ヘレン・ヘイズ:女優
仕事だけでなく遊びも充実させ、新しいことにチャレンジする限り、人は年齢に関係なく若いと言えるのかもしれません。ええ、実年齢が寂しくなるばかりの私としては、是非そうあって欲しいです!
長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。
今日の学び:新しいことを始めろ!、仕事も遊びも充実させろ!
今日の箴言:
- マイケル・ジョーダン:プロバスケットボール選手
- マルチン・フーバー:宗教哲学者
- ヘレン・ヘイズ:女優
今日の書籍:
今日の写真:lllust AC様:haruさん
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