「でも」禁止

こんにちは、MSLABOです。

私なんかは、日常的に良く「でも」を使います。「XXXだとは、わかってる。「でも」YYYだよね?」とか。あなたはどうですか?

「でも」といっても「デモンストレーション」の「デモ」ではありませんw。
人生いろいろと悩む事、上手くいかない事があります。私の場合だと、妻との関係だったり仕事だったり・・・

ほんとうにデモンストレーションをするわけにもいかず(笑)、どうしたものかと悩んでいたら、素晴らしい本に出会いました。
仕事・人間関係「もう、限界!」と思ったとき読む本:石原 加受子:中経出版」です。

その中で、自分がハマっている罠に気が付かせてもらう話があったので紹介したいと思います。それが「でも」禁止です。
以下、石原さんのアドバイスにしたがって、私達が日常会話で「でも」を使う時を考えてみましょう。

◆「でも」を相手に向けて使う場合

  • 「(でも)これは君が始めた事だよね?」
  • 「(でも)あなたも悪いんじゃないの?」
  • 「(でも)君がそんな風だから、腹が立つんだよ」
  • 「(でも)あなただって賛成したよね?」

こんな風に、相手を責めて攻撃したり、自分を守るため(自分を正当化する際)に使うことが多いと思いませんか?。一方で「でも」は相手に対してではなく、自分に向けて使う場合もあります。

◆「でも」を自分に向けて使う場合

  • 「XXXしたいなぁ。(でも)お金がないから諦めよう」
  • 「こんな仕事がしたい。(でも)上手く行かなかったら大変だ」
  • 「私の気持をわかって欲しい。(でも)どうせ伝わらないだろう」
  • 「努力が大切だとはわかるけど、(でも)私じゃ無理かもしれない」

「でも」を自分に向けて使うと、マイナス思考になりがちな事に気が付きます。
「でも」は、相手に使えば争いの元になり、自分に使えば自己否定や自分の感情にフタをする事になりそうです。

では「でも」をポジティヴに使ったらどうなるでしょうか?

◆「でも」をポジティヴに使った場合

  • 「今日は疲れているけど、(でも)仕事をしなくちゃ」
  • 「それは大変そうだ。(でも)やらなければいけない」
  • 「こんな事みんなしたくないよね。(でも)誰かがやらなくては」

一見大人の対応に見えますが・・・
こんな事を言っている時の「気持ち」は、どんな感じでしょうか?。なんだかモヤモヤしてスッキリしない状態、我慢している状態ではないでしょうか?。
「でも」をポジティヴに使うのは、なかなか難しそうです。

石原さんによれば、「でも」という言葉を良く使う人は、被害者意識の強い人なのだそうです。

  • 「どうして私ばかりが責められるのか」
  • 「私は悪くないのに。私をわかってくれない周りが悪いんだ」
  • 「みんな私の事をバカにする」
  • 「どうして君の言う事ばかりを聞かなくちゃいけないんだ」

このような人は「XXXすべき」論に振り回され、「自分自身の気持ちにフタをして我慢する生活」を送っている人に多く、極端に言えば「自分の周囲はみんな敵、自分は我慢を強いられている」と感じているといいます。

そして日頃から我慢をしたり自分を抑えこむ生活を繰り返しているうちに
「自分がこんなに頑張ってるんだから、他人もそうすべきだ」
「なんであいつは楽をしているんだ」
と、自分と同じ苦労や思いを他人にもさせたい=他人を束縛したい、他人を思いのままにしたい と考えるようになるのだそうです。

なんか自分にも思い当たる節がビシバシで、耳が痛いです。
では、「でも」を使わない為にはどうしたら良いでしょうか?。

石原さんは次のように書かれています。
相手の言っているのは、その人の意見や感想だ。私がそれを受け入れる義務はない。相手に自分の意見や感想があるように、私にも、私の意見や感想がある

相手は相手、自分は自分という事ですね。
妖怪ベッキーと対峙する」の記事でも触れましたが
「~すべき」「~は当たり前」という常識に縛られ、自分が傷つく事を恐れて、自分の感情にフタをし我慢をする生活を続けるのをやめなさいという事のようです。

まずは自分の思い(感情)を素直に受け止め、感情を優先してあげる
そうすると「自分に無理をしている所」が少なくなって心が軽くなり、心の余裕ができるので、相手のミスを許したり、相手の気持ちを理解してあげる事もできるようになるというわけです。


『自分の感情に耳を傾けなさい。自分自身の世話をすべき時を教えてくれるから。
孤独から友人を見つけるように。悲しいなら泣くように。幸せなら歌い、笑うように。気分がいいならはしゃぐように。』

Pat Palmer パット・パルマー:心理学者、セラピスト

「気持ち」なんてアヤフヤなものに従うなんて・・・とばかり思い込んでいましたが、どうやら間違えていたようです。
自分の気持ちを大切にし、心に余裕を持つ事が大切なのだと学ばせて頂きました

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


img2
今日の学び:自分の気持ちを大切にし、心に余裕を持つ
今日の箴言:パット・パルマー:心理学者、セラピスト
今日の書籍:仕事・人間関係「もう、限界!」と思ったとき読む本:石原 加受子:中経出版
今日の写真:photoAC 様:acworksさん
いつか書く:

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