◆PROCESSING 逆引きリファレンス
カテゴリー:制御系
【解説】
プログラムを終了する直前に何か処理を行いたい場合は無いでしょうか?。例えば作業ファイルや一時的なワークデータを消して後始末をしたりといった処理です。
その為には、ユーザーがプログラムを終了しようとしたタイミングを検知して、処理を実行する必要があります。
終了タイミングを捕まえる1つの手段として、Javaがサポートしている dispose()メソッドをオーバライドする方法があります。
【構文】
public void dispose() {………}
【パラメータ】
なし
【戻り値】
なし
【注意】
dispose()関数の中に書かれた処理が、プログラムを終了する直前に動作します。
ただし dispose()関数の中に書かれた処理が実行した後は、必ずプログラムが終了してしまいますので、この方法では「やっぱり終了したくない」という処理が実現できません。
ですから、dispose()関数の中で「終了して良いですか?(Y/N)」と聞くような処理は無意味だという事になります。
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第2章:ゲームの基本構造とPROCESSING
●終了直前に何かする例:
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void setup() { } void draw() { } void dispose(){ println( "dispose start"); } |
<出力例>
実行結果ウィンドウを閉じると、コンソールに”dispose start”が表示されます。
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