◆哀丁・四方山話 第09話
Win10をVerUPしたらGenymotionでエミュレータの起動に失敗
ジャンル・キーワード
- Genymotion(Ver 2.11.0)
- Windows 10(Ver 1709)
- VirtualBox(Ver 5.0.28)
- Androidエミュレータ
結果は・・・・解決(^o^)
何が起こったの?
様々なバージョンのOSと画面サイズを持つ端末が出回っているAndroidでは、テストのためだけに端末を何台も購入するのは、結構しんどいです(汗)。
そこで活躍するのがエミュレータですね。
通常であればAndroid Studioでプログラムを開発し、Android Studioから純正(?)のエミュレータを起動して動作確認をすると思います。
が・・・、みなさんも良く御存知の通り、この純正エミュレータは、動作がめちゃくちゃ重たいんです。x86イメージを利用すれば、多少マトモにはなりますが、それでも「軽く」はありません。
おまけに、私はVMWare上に構築したWindows10で開発をしているため、純正エミュレータの動作が極めて不安定です(泣)。
そこで一念発起して、GenymotionというAndroidエミュレータをインストールする事にしました。
Genymotionは、エミュレータの動作環境としてVirtualBoxと呼ばれる仮想環境を使います。
すでにVMWareで仮想化して動作させているOSの上で、さらに仮想化環境であるVirtualBoxが動くのかしらん・・・と思いましたが、・・・動くんですね、これが(笑)。
(画像URL:illust-AC 様:ユミコさん、かみたま さん)
ハラショー!。というわけで、純正エミュレータよりも快適に動作するエミュレータ環境を手に入れて、ご機嫌でした。
と、ところが・・・、ある日を境にせっかく導入したGenymotionから、エミュレータが全く起動できなくなったのです(汗)。
Genymotionでエミュレータを起動すると、以下のようなエラーメッセージが表示されて、失敗してしまいます。
ならば、VirtualBoxから直接エミュレータを起動してやる!と思ったのですが、今度はこんなエラーメッセージが・・・(泣)。
思い当たることと言えば・・・仮想OSとして利用しているWindows10がバージョンアップした事でしょうか?。
実はVMWareで動かしていたWindows10は、かなり古いバージョン(1511)だったのですね。
Windowsのバージョンを確認する方法については、下記コラムを参照してください。
古いOSをみかねたMIcrosoftさんが、お節介(失礼)にも、最後通告を送りつけてきやがりまして、半強制的にバージョンアップされたのでした。
これは困った!と思ったのですが、そーいえばVirtualBox起動時に、以下のようなメッセージが表示されていたのが気になりました。
ふむふむ・・・新しいバージョンのVirtualBoxが出たのか。
そ~言われてよく見れば、Genymotionと一緒にインストールされたVirtualBoxはVer 5.0.28で、かなり古いです。ここは素直にVirtualBoxをバージョンアップしましょう!。という事で、以下の手順で作業を実施しました。
- VirtualBox Ver 5.0.28 をアンインストール
- Windows10再起動
- VirtualBox Ver5.2.2 をインストール
メッセージBOXにはVer5.1.30があると書いてありましたが、VirtualBoxの公式サイトにはそれよりも新しいVer5.2.2がUPされていたので、最新版をGETしました。
ところが、VirtualBoxをバージョンアップ後、旧VirtualBoxで作成してあったエミュレータを起動しようとすると、今度はこんなエラーが・・・。
まぁここは慌てず騒がず、VirtualBoxをバージョンアップしたのだから、旧バージョンで作成してあったエミュレータを削除して、Genymotionから再作成すればいいんじゃね?
と軽いノリで作業すると、なんとGenymotionからエミュレータが作成できなくなっているではありませんか!。
ええーーー。なんか状況ひどくなってないですか!?(汗)。
結論
現時点(2017/12)では、Genymotion(Ver 2.11.0)と最新版の VirtualBox (Ver5.2.2)の組み合わせは、動作しません。
またWindows 10(Ver 1709)と、Genymotion(Ver 2.11.0)に添付されているVirtualBox (Ver 5.0.28)の組み合わせも動作しません。
Genymotion(Ver 2.11.0)と Windows 10(Ver 1709)の環境下で使える VirtualBoxはVer5.1.3 または Ver5.2.0 です。
ですので、
- 作成済みのエミュレータを削除
- VirtualBoxが5.1.3か5.2.0以外ならアンインストール
- Windows 10再起動
- VirtualBox5.1.3または5.2.0をインストール
- Genymotionからエミュレータ再作成
で、うまくいきました。
わかった事
Windows10のバージョンアップ恐るべし・・・((((;゚Д゚))))。仮想環境を利用していると、バージョンアップで思わぬ影響があるようです。
まぁ、仮想環境の上の仮想環境の上の仮想OS・・・なんて状態が「異常」なんですけどね(汗)。
それにしても・・・Windows10の強制バージョンアップは、せめてキャンセルか保留の選択ができないものなんでしょうかねぇ?(汗)。
コラム:Windowsのバージョンを確認する
画面下にあるタスクバーに、「winver」と打ち込みます。
Windowsのバージョン確認画面が起動します。
参考にさせて頂いたサイト様など
●同様の障害について
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(画像URL:illust-AC 様:wayo さん、acworks さん Free icons 様)