24:IntelliJ IDEAでPROCESSINGを楽しむ

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MagicItm24:IntelliJ IDEAでPROCESSINGを楽しむ

今日の話題

 

37:IntelliJ IDEAを起動する

前回の記事でIntelliJ IDEAは無事にインストールできたでしょうか?。

ちなみに、この先の手順でIntelliJ IDEAを使ってPROCESSINGを楽しむためには、公式サイト様からPROCESSING本体を入手しておく必要があります。

まだPROCESSINGを入手していない人は、下記Linkより入手し、適当な場所に解凍しておいて下さい。

入手先:PROCESSING公式サイト

PROCESSINGのインストールはすごく簡単(ほとんどダウンロードして解凍するだけ)ですが、自信がないという方は「10:PROCESSINGを手に入れよう」記事を参照して下さいね。

なお以下の記事では、Windows10において英語版のIntelliJ  IDEA(2016.1.3)を使うことを前提に説明をしています。

また
IntelliJ IDEAは
C:\Program Files (x86)\JetBrains\IntelliJ IDEA Community Edition 2016.1.3 配下に

PROCESSINGは C:\processing-3.1.1 配下に
インストールされているものとして記述しています。

インストール先のパスは上記以外でも構いませんので、みなさんの環境に合わせて読み替えて下さい。

これから行う作業は、以下のようになります。

  • Javaの新規プロジェクトを作成する
  • パッケージとクラスを作成する
  • PROCESSINGに必要な処理を追記する

 

38:プロジェクトを作成する

IntelliJ IDEAを起動すると、以下の様な画面になります。

IDEA_TOP
ここで一番上にある「Create  New Project」を選択してください。下記のような「New Project画面」が表示されます。

IDEA_NewProject

先頭右にある「New…」ボタンを押して、表示されるメニューから「+JDK」を選択します。続けて表示される「Select Home Directory」でJDKをインストールしたフォルダを選択してください。

IDEA_NewProject2私の場合なら
C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_91
を選択しました。

「Next」ボタンを押下します。テンプレートを選択する画面が表示されますが、何も選択せずに「Next」で先へ進みます。

IDEA_NewProject3

プロジェクトの名前と保存場所を聞かれますので、適当な名前と保存場所を指定してください。

私は
Project  name:      sampleProject
Project  location:C:\idea_src\sampleProject
にしてみました。

指定したら「Finish」ボタンを押す事でプロジェクトが作成されます。

ここまで完了すると画面の左側リストに、今作成した空のプロジェクトと、External Libraries(外部参照ライブラリ)に選択したJDKが表示されている筈です。

IDEA_NewProject4

 

39:パッケージとクラスを作成する

それでは、続けてパッケージとクラスを作成しましょう。

パッケージとクラスの関係を知りたい方は、「21:EclipseでPROCESSINGを楽しむ」記事を参照してください。

左側ツリーの src を選択した状態でマウスを右クリックします。表示されるメニューから New ⇒ Package を選択してください。

IDEA_CreatePackage

以下の様なパッケージ名を入力するダイアログボックスが表示されますので、好きな名前を入力します。

IDEA_CreatePackage2

私は、SamplePackageにしました。

これで空っぽのパッケージが生成できます。

左側のツリーに、今作成したパッケージ名が 表示されますので、そのパッケージ名を選択した状態でマウスを右クリックします。表示されるメニューから New ⇒ Java Class を選択します。

IDEA_CreateClass

以下の様なクラス名を入力するダイアログボックスが表示されますので、好きな名前を入力してください。

IDEA_CreateClass2

私は、SampleClassにしました。

クラスが生成できると、右側のコーディング領域に空っぽの雛形が出来上がる筈です。

ここまでの作業が無事に終了すると、IntelliJ IDEAのメイン画面は以下のようになっています。

●左側のプロジェクトツリー
IDEA_ProjectTree

●右側のコーディング領域
IDEA_SampleClassCode

 

40:PROCESSING用の雛形を作成する

それでは、いよいよPROCESSINGの動作に必要なプログラムを追記しましょう。

まずはPROCESSINGを利用するためのライブラリを追加します。IntelliJ IDEAのメインメニューから File ⇒ Project Structure… を選択します。

IDEA_ProjectStructure

Project Structure画面が表示されたら、左側のリストから Libralies を選択します。
IDEA_ProjectStructure2

続いて表示される窓で上部にある+ボタンを押し、Javaを選択します。
IDEA_ProjectStructure8
追加するライブラリを選択する画面が表示されますので、PROCESSINGをインストールしたフォルダにあるcoreフォルダ配下のlibraryフォルダを選択し、その中にある以下のファイルを選択して追加してください。

– core.jar
– gluegen-rt-natives-windows-amd64.jar
– gluegen-rt.jar
– jogl-all-natives-windows-amd64.jar
– jogl-all.jar

※上記はWindows(64bit用)の場合です。

私の場合は、C:\processing-3.1.1\core\library にあるjarファイルを選択しました。

IDEA_ProjectStructure4
OKを押下すると、変更を加えるプロジェクト名を聞かれますので、先ほど作成した sampleProject を選びます。

IDEA_ProjectStructure5
Project Structure画面に、選択したライブラリが表示されるのでOKを押しましょう。

外部ライブラリの追加に成功すると、IntelliJ IDEAの左側にあるツリーに、今追加したPROCESSINGの core ファイルが表示される筈です。

IDEA_ProjectStructure7
ここまでの作業はIntelliJ IDEA独自の操作を必要としました。

以降の操作は EclipseでPROCESSINGをプログラミングする場合と一緒になります。EclipseでPROCESSINGをプログラミングした事がある方であれば、読み飛ばしていただいてもOKです。

もちろん「読んでやるぜ!」という素晴らしい方(笑)や、初めての方は以下の記事を参考にしてください(笑)。

まずはプログラムの開始地点である main()関数を作成しますが、その前にクラスの記述を以下のように変更しましょう。

SampleClass という名前の後ろに extends PApplet と記述してください。

なぜこんな記述をするのかを理解するためには、スーパークラスと継承について知る必要があります。この辺りは「18:オブジェクト指向とクラス」記事を参照してください。

続いてクラス内部に、main()関数を以下のように記述します。

PROCESSINGの標準エディタでは、隠されていて意識しなくても良いようになっていましたが、IntelliJ IDEAでPROCESSINGをプログラミングする場合は、開始処理を自分で作らないといけません。

main()関数の中には
PApplet.main( new String[] { クラス名.class.getName() } );
と記入します。

クラス名の箇所は、上記でみなさんが作成したクラス名になります。私の例ならクラス名を SampleClass と命名しましたので、SampleClass.class.getName() と記述しています。

単純に、コメントにある書き方でもOKです。その場合は、”パッケージ名.クラス名” 形式で記述して下さい。

続いて初期処理関数と描画処理関数も記述しておきましょう。以下の様な感じです。

注意としては、初期処理関数が setup()とsettings() の2つある事です。

いままで標準エディタで作成したプログラムでは、初期処理関数がsetup() だけだったのを覚えて見えるでしょうか?。

実は、IntelliJ IDEAでPROCESSING3.x以降のプログラムを作成する場合には、実行結果ウィンドウの大きさを変更する size() 命令が setup() 関数から使えなくなったのです。size() 命令はsettings() 関数から使うように仕様が変更されました※。

※詳しくはPROCESSINGのフォーラム などを参照して下さい。

そこで、わざわざ初期処理関数を2つ定義しているのです。

もちろん標準エディタだけでプログラムを作成するなら、settings()関数を記述する必要はありません。

ここでプログラムを入力する際にラクをするテクニックがありますので、紹介したいと思います。

例えば setting()関数を記述する時、記述したい箇所で set  というように、命令の頭数文字を入力してから、 Ctrl キーとSPACEキーを同時に押します。

するとインテリセンスと呼ばれる入力補完機能が作動して、set で始まる命令の候補を表示してくれるのです。

IDEA_Inteli
表示された候補の中から、今回の場合は「public void settings(){ … }    PApplet 」と書かれた部分を選択すれば、残りの部分が一瞬で入力できます。

setup()関数も、draw()関数も同じように先頭の数文字を入力して、Ctrl + SPACE で補完入力できます。

ただし補完入力すると

のように
super.settings();
と書かれたプログラムが自動的に追記されます。

追記された命令にはちゃんとした意味があるのですが、今回は気にする必要はありませんので、この部分は削除してしまっても構いません。

あとはsettings()、setup()、draw()関数の中に、みなさんが作りたいプログラムを記述していけばOKです。

 

Forest今日の言葉

・なし

 

scroll今日の文法

・なし

 

 今日のまとめ

  • プロジェクト、パッケージ、クラスを作成する
  • 初期処理には settings() と setup() の2つがある
  • PROCESSINGの雛形は、Eclipseの場合と一緒

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