10:PROCESSINGを手に入れよう

◆PROCESSINGで始めるゲーム作りとコンピュータ

potion 10:PROCESSINGを手に入れよう

今日の話題

 

00:PROCESSINGをインストールする

「始まりの街」ではコンピュータの基礎知識を身につけました。これからコンピュータの世界へと冒険に出かける知識を手に入れたのです。

それでは、いよいよ冒険にでかける為の道具をそろえましょう。

RPGでも街を飛び出して冒険を始める為には、道具屋に立ち寄って剣や盾を買い揃えますよね?。コンピュータでプログラミングを勉強するためにも、道具は欠かせません。

お金が十分にあるなら、有償の道具を揃えるほうが良いでしょう。これはRPGでもコンピュータの勉強でも一緒です。ヒノキの棒よりも、鋼鉄の剣の方が良いに決まっています(笑)。

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(画像URL:D&D BASIC RULES 様)

でもRPGでもそうであるように、高価な道具を使いこなす為には、それなりの知識や経験が必要となります。

初心者がいきなり高価な剣や盾を手に入れても使いこなせないように、コンピュータの初心者が高度なツールやIDEを手にしても使いこなすことは難しいでしょう。第一、いきなりツールやIDEに高いお金を支払うのは、ためらわれます(汗)。

でも、安心して下さい。これから学ぶPROCESSINGは無償で手に入れることができるのです。おまけにPROCESSINGには、プログラミングするための簡易エディターも付属しています。

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(画像URL:Drogon’s Crown 様)

まずは簡易エディターを活用して経験を積み、慣れてきたら高度なツールやIDEにチャレンジするのが良いでしょう。「高度な魔法を知る」コーナーでは、後日EclipseやIntelliJを紹介する予定です。

PROCESSINGは、Windows、MAC(OS-X)、Linuxで動作します。まずはWindows、OS-X、Linuxの何れかのOSが動作するPCを用意してください。以下の手順は、WindowsにPROCESSINGをインストールする前提で説明をします。

以下の手順でインストールします。

  • PROCESSINGをダウンロードする
  • 解凍する
  • 基本設定を行う

1) PROCESSINGをダウンロードする

以下のサイトからPROCESSINGを手に入れます。

PROCESSING公式サイト

英語のページですが・・・落ち着いてください(笑)。あ、落ち着かないのは私ですね(汗)。

ページ左上の「Download」をクリックするか、「Download Processing」と書かれた箇所をクリックします。

processing_home
クリックすると、以下の様なページになります。早い話が「寄付を受け付けます」というページです。

download_page
ありがたく無償で利用させて頂く場合は「No Donation」を、寄付をする場合はそれぞれの金額の箇所を選択し、「Download」をクリックしてください。

「No Donation」を選択した場合、次にOSを選択する画面になります。

download_os_select
Windowsユーザーの方は「Windows 64-bit」か「Windows 32-bit」のどちらかをクリックします。自分のOS環境が64bitか32bitかわからない方は、下記コラムを参照して確認してください。

2016年4 5月現在、PROCESSINGの最新版は3.1 3.1.1 となります(※)。例えば、Windows用の64bit版をダウンロードすると、「processing-3.1-windows64.zip」「processing-3.1.1-windows64.zip」のようなファイルが出来上がります。

※PROCESSING3.Xは、まだまだ不安定感があります。気になる方は、OSを選択する画面の「Stable Releases」にある 2.2.1 を利用しても良いでしょう。
※2016年5月に最新版の3.1.1が公開されました。3.1の不具合解消版のようです。こちらを使いましょう。

以降の記事では、最新版の 3.1  3.1.1を元に解説をしていきます。プログラムの内容は 2.2.1 とほとんど一緒ですので、2.2.1 を使いたい方も安心して下さい。

コンピュータに慣れている方は、以下の記事も参考になるかもしれません。

 

2) 解凍する

ダウンロードしたファイルを解凍します。お好きな場所に解凍すれば良いと思います。今後の事も考えて、なるべくわかり易い場所にしましょう。

例:c:\processing-3.0.2 や c:\processing-3.1

なお解凍先のパスに日本語を含めるのは推奨されません。わかり易いからといって、「c:\プロセッシング」のようなパスは避けましょう。

解凍したフォルダ配下に「processing.exe」という実行ファイルが出来上がります。これがPROCESSINGの標準エディタ(プログラムの作成、コンパイル、実行を行う環境)になります。

 

01:PROCESSINGの基本設定を行う

3)基本設定を行う

それでは解凍したフォルダ配下にある「processing.exe」を実行してみましょう。実行するにはエクスプローラーからファイル名をマウスでダブルクリックします。

実行するとスプラッシュウィンドウと呼ばれるタイトル画面が表示された後に、PROCESSINGの標準エディタが起動します。

pro_start3
一番最初にPROCESSINGを起動した場合、以下の様なウェルカム画面が表示される事があります。

この画面は「PROCESSING2.xと3.xは互換性が無いよ。何が変わったか確認するかい?」という問い合わせ画面になります。

いまは何も考えずに「Go Started」ボタンを押して下さい。また、毎回ウェルカム画面を表示したくない場合は「Show this welcome message each time」のチェックを外しても良いでしょう。

pro3_announce
すると以下のような画面(標準エディタ)が表示されます。以降、基本的にはこの画面でプログラムを作成して、動かしていきます。

pro3_edit_main
標準エディタが起動したら、今後のプログラム作成のために幾つか設定変更を行います。

  • メニューから設定画面を開く
  • ソースファイルの格納場所を変更する
  • 利用するフォントデータを変更する
  • コード補完を有効にする

A)メニューから設定画面を開く

左上のメニューから、「ファイル」⇒「設定」を選択します。

pro3_menu
下記のような設定画面が開きます。

pro3_menu2

 

B)ソースファイルの格納場所を変更する

設定画面の一番上にある「スケッチブックの場所」を、あなたのPCの環境にあわせて変更します。初期状態でも構わない方は、変更しなくてもOKです。

作成したプログラム(プログラミング言語で書かれた命令文章)の事をソースファイルといいますが、PROCESSINGではソースファイルのことをスケッチと呼びます。

スケッチブックとはソースファイルを格納する場所の事です。変更する場合は今後の事も考えて、なるべくわかり易い場所にしましょう。

例:c:\processing-3.0.2\src

pro3_src_path

なお格納先のパスに日本語を含めるのは推奨されません。わかり易いからといって、「c:\processing-3.0.2\スケッチブック」のようなパスは避けましょう。

 

C)利用するフォントデータを変更する

次に「エディタとコンソールのフォント」を選択し、日本語表示が可能な文字を選びます。

文字データの事をフォントと呼びます。ホントじゃなくてフォント(笑)。フォントは文字のデザイン情報(文字イメージ)が収められたファイルです。

WindowsやMACでは、様々な文字を扱うことが可能ですが、フォントの中には日本語に対応していないものがあります。そこで日本語表示に対応した文字に変更しておきます。

pro3_font_name
Windowsユーザの方なら「MS ゴシック」か「MS 明朝」を選択しておけば良いでしょう。

 

D)コード補完を有効にする

最後に

  • 複雑なテキスト入力を有効にする と
  • コード補完  Ctrl+space

と書かれたチェックBOXにチェックをつけます。

pro3_code_completion

ここまでの作業が終わったら、OKボタンを押して設定画面を閉じてもらって良いです。

コード補完とはプログラム作成途中で、PROCESSINGが命令の入力を補助してくれる機能です。某アニメの「人◯補完計画」とは関係がありません(笑)。

大変便利な機能で、いまでは多くのIDEでサポートされています。

例えば 「si」と2文字入力した状態でコントロールキー(Ctrl)とスペースキーを同時に押すと、画面に「si」で始まる命令候補が表示されます。あとは表示された候補から入力したい命令を選択すれば良いのです。

pro3_code_completion2
PROCESSINGでは多くの命令が利用できるため、その全てを正確に記憶しておくのは大変です。特にオジサマのような年配者には、大変助かります(汗)。

コード補完機能は必須ではありませんが、一度使い始めたら、これ無しではプログラミングできなくなるほど便利ですので、ぜひ活用して下さい。

 

コラム3:WindowsOSのbit数を確認するには

●Windows7の場合

タスクバー(通常は一番下にある細長いエリア)の左端にあるスタートボタンをクリックします。表示されるメニューから「コンピューター」という文字を、マウスで右クリックします。

osbit_check
表示されるメニューから「プロパティ」をクリックします。

osbit_check_propaty

表示される画面の「システムの種類」に記載されています。

私の場合であれば「64ビット オペレーティングシステム」と表示されますので、64bit版だとわかります。

os_bit

 

●Windows8の場合

マウスを画面右上に移動すると、画面右横にチャームメニューが表示されます。一番上の虫眼鏡アイコン「検索」を選択します。

charm

アプリ画面で「コントロールパネル」を選択します。タイル画面の場合は、デスクトップ画面に切り替わります。

controal_pnl_8

コントロールパネルの「システム」を選択します。

system_8

表示される画面の「システムの種類」に記載されています。

私の場合であれば「64ビット オペレーティングシステム」と表示されますので、64bit版だとわかります。

os_bit_8

 

●Windows10の場合

タスクバー(通常は一番下にある細長いエリア)の左端にある「WebとWinodwsを検索」の欄をクリックし、「system」と入力します。

w10_system
メニューが開きますので、「32ビットと64ビットのどちらのバージョンのWindowsかを確かめる」を選択します。文字通りですね。親切になりました(笑)。

w10_system3
私の場合であれば「64ビット オペレーティングシステム」と表示されますので、64bit版だとわかります。

 

Forest今日の言葉

・スケッチ

ソースファイルの事。PROCESSINGではこう呼びます。またソースファイルを格納するフォルダのことをスケッチブックと呼びます。

・フォント

文字データの事。文字のデザイン情報が集められたファイル。WindowsならMSゴシックやMS明朝が有名です。他にもインターネットにはフリーの文字データが沢山公開されています。

・コード補完

プログラミングをサポートしてくれる機能です。大変便利です。

 

 今日のまとめ

  • PROCESSINGのインストールは簡単です
  • 簡単な設定を行うだけで、使いはじめることができます
  • PROCESSINGではソースファイルのことをスケッチと呼びます

11:標準エディタの使い方を覚えようへ進む
08:圧縮解凍と多重処理 に戻る
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