人の数だけ道はある

こんにちは、MSLABOです。

春は新人さんが会社や学校にやってきます。会社などではパリっとした真新しいスーツに身を包んだ彼らが、少し眩しく見えます。

頑張る事は大切だすっかりクタビレタ感のあるオジサマも、かれこれ20数年前は新人さんでした。
もう昔の事で、どのような気持ちだったのか正確には思い出せそうにありません(汗)。それでも、それなりに希望を持って、社会人生活を始めたように思います(その筈です:汗)。

最初の頃は、会社に慣れるのが精一杯でした。
右も左もわからい事だらけ。周りは知らない人ばかりで、学生時代から住む場所も変わっていたので、ソワソワと落ち着かず不安と期待が入り混じった複雑な心境だったのを覚えています。

私の場合は、学生時代からコンピュータに興味がありました。
モノ作りを通して誰かに喜んでもらいたい、自分を表現したいと思っていた私は、自然とコンピュータ関係の会社に入社しました。

しかし「百聞は一見にしかず」と言いますが、会社での仕事と自分が思い描いていた仕事像には、大きなギャップがありました。
ギャップに苦しみ、先輩に怒られ、仕事が思い通りに進まずに、挫折感を味わいました。

自分自身にも仕事にも失望し、「もう辞めたい。こんな筈じゃなかった」と何度も後悔する事になります。

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(写真URL:photoAC 様:acworksさん)

しかし、そんな挫折を乗り越えてこそ身につくスキルや経験があります。今振り返ってみると、我慢して耐えたからこそ身についたスキルや人脈があるのがよくわかります。
今年の春、新しい社会(会社や学校)に入った方には、ぜひとも覚えておいて欲しい事です。

『苦しいこともあるだろう。言いたいこともあるだろう。不満なこともあるだろう。腹の立つこともあるだろう。泣きたいこともあるだろう。これらをじっとこらえて行くのが男の修行である』
山本 五十六 山本 五十六:大日本帝国海軍の軍人

昭和な偉人の五十六さんは上記のように述べていますが、「この道は我が道」と決めたからには、我慢して突き進めと鼓舞してくれます。

では、どう考えても選んだ道や会社や仕事が、自分に相応しくないと感じてしょうがない場合は、どうしたら良いでしょうか?。
私が偉人たちの本から学んだ方法を幾つか紹介しましょう。

好きを活かす1つは、その社会(会社、学校など)の中で「何が嫌い」で「何が好きか」を見極めること。
そして、自分の好きな部分にこだわったり、自分の好きなことを仕事に生かせないか工夫をしてみます。

自称天才コピーライターとして、ベストセラー本を出している ひすい こたろうさんは、もともと人前で話すのが苦手だったそうです。赤面症であがり症な彼は、人前でうまく話すことができません。

しかし、どうしたわけか就職した会社では営業職に回されてしまいます。悲惨ですね。仕事がうまく行かず嫌で嫌でしょうがなかったそうです。当然、業績もさっぱり伸びません。

あるとき、彼は人前で話すことは苦手でも、文字にして書いて人に伝えるのは得意である事に気が付きます。そこで彼は、得意先に送る商品カタログや名刺の裏に、ちょっとした良い話や名言などを書き加えるようにしました。

すると「君、面白いね。今度話しをしに来たまえ」と言ってくれるお客様が増えていき、いつしかトップセールスをあげる営業になったのだそうです。自分の好きなことを仕事に活かした好例ですよね。

嫌いを避ける2つ目は好き嫌いを見極めて、嫌いなことを回避する手段。
そんな事例が「非常識な成功法則:神田 昌典:フォレスト出版」で紹介されていました。

あるとき神田さんの所に、工務店を営む社長から「もう工務店を続ける自信がない」と相談があったそうです。神田さんが話を聞いてみると、どうやら工務店の業務が嫌になったわけではなく、受注のためにお客様にペコペコ頭を下げて回るのが嫌になった事がわかりました。

そこで神田さんは、次のようにアドバイスをします。
「工務店が嫌になったわけでは無いのですね。それなら営業をやらない高飛車な工務店をやれば良いではありませんか」。

なんともぶっ飛んだアドバイスですが、このアドバイスを聞いた社長は、会社に帰って従業員に宣言します。
社長:「今日からは、お客にこびるような営業はやめる。売り込みなんてしないでおこう
社員:「え・・・、それではお客がいなくなってしまいます(汗)
社長:「何を言う。お客の方からぜひ売って欲しいと言ってくる仕組みでやればいいんだ

その後この工務店は、地域ナンバーワンの工務店に成長したそうです。
嫌な事を上手に見極めた良い例と言えそうですね。

逃げるが勝ち3つ目の方法。それは、嫌なことからは、さっさと逃げ出してしまう事(笑)。先の五十六さんには申し訳ないのですが、これも1つの方法です。

もっと自由に働きたい:家入 一真:ディスカヴァー・トゥエンティワン」で家入さんは、「どこかおかしいと思うなら、無理に従う必要はない(中略)逃げるな、あきらめるな、耐えろ。それが世の中の美徳というものなのか?」と疑問を投げかけます。

「今自分がいる場所がすべてではない。世界は思っている以上に広い」と指摘され、自分が腐ることさえなければ、逃げたって良い。変化の早い時代、先行きの見えない時代、一箇所にとどまるよりもトライ&エラーで自分にあった方法を見つければ良いと書かれています。

入家さんといえば、堀江 貴文さんと同じようにIT企業を立ち上げて一躍有名になった人ですが、変化の激しい時代に、たくましく、したたかに生きる術を感じる話です。

人の数だけ道はあるそうはいっても、一度始めた事がなかかなやめられない。変えられない。やめるにしても、我慢するにしても、どうしたらよいか決められないという人には、次の言葉を送りたいと思います。

『この道をいけばどうなるものか、危ぶむなかれ 。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一歩が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ』
一休 宗純 一休 宗純:臨済宗大徳寺派 僧侶

TVアニメなどで有名な一休さんこと一休上人の言葉です。

進むもよし。
耐えるもよし。
逃げるもよし。
コレが自分の道、コレが自分のやり方と決めた方法で迷わず進みなさいと、勇気をくれる言葉です。

人の数だけ道があります。やり方は1通りでは無いのですね
自分は何にこだわるのか。何なら全力を出せるのか。春先に新人さんだけではなく、オジサマにとっても考えさせられる話でした。

名古屋:伏見のオフィスより感謝を込めて。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


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今日の学び:人の数だけ道はある。我が道を行け!
今日の箴言:
山本 五十六:大日本帝国海軍の軍人
一休 宗純:臨済宗大徳寺派 僧侶
今日の書籍:
非常識な成功法則:神田 昌典:フォレスト出版
もっと自由に働きたい:家入 一真:ディスカヴァー・トゥエンティワン
今日の写真:写真素材 足成 様

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