ユーモアは人生の妙薬

こんにちは、MSLABOです。

ユーモアがあって面白い人って大好きです。真面目でお固い自分からしてみると、憧れますね。厳しい時でも「笑顔」を誘い、「困難?、なにそれ、オイシイの?」と言わんばかりのタフさには、感動すら覚えます。

NSAの問題など必ずしも歓迎できる事ばかりではないアメリカですが、ユーモアあふれる対応や発想にかけては、彼らにはかなわないなぁと思わせるものがあります。
アメリカ人のユーモアを示す話を幾つか紹介しましょう。

アメリカでは、共和党と民主党の2大政党が有名で、双方が競争関係にあります。

ロナルド・ウィルソン・レーガン(Ronald Wilson Reagan)は共和党出身のアメリカ第40代大統領( 1981年1月20日 – 1989年1月20日)でしたが、大統領に就任して間もない1981年3月30日、暗殺者によって狙撃されました。

ロナルド・ウィルソン・レーガン
ロナルド・ウィルソン・レーガン

弾丸は大統領の心臓をかすめ、肺の奥深くで止まりました。
アメリカの大統領が凶弾に倒れる!・・・これは世界を揺るがす一大事件です。

救急病棟に到着したレーガン大統領は周囲の心配をよそに、弾丸摘出の手術前にも関わらず、医師たちに向かって次のように言ったそうです。

あなた方が、みんな共和党員だといいんだがねぇ

・・・え、大統領・・・撃たれたんですよ・・・あなた。
今から生死を分ける手術をするというのに、普通こんなジョークは飛ばせません(汗)。

実はその時の執刀医は、ライバルの民主党支持者だったそうです(うはw)。
しかし大統領のユーモアに感激した執刀医は、「大統領!、今日一日われわれはみんな共和党員です!」と返答して、レーガン大統領を喜ばせたそうです。
(参考URL:Wiki「レーガン大統領暗殺未遂事件」 記事様)

もう1つ、すごい例を紹介しましょう。
夢をつかむ方法:ジェフ・ケラー(著)、弓場 隆(訳):ディスカヴァー・トゥエンティーワン」に紹介されていた話で、WEBにも沢山紹介されている こんな話です。

アメリカには広い国土をカバーする幾つもの航空会社がありますが、厳しい競争の中でサウスウエスト航空は31年も連続で黒字経営を遂げています。

サウスウエスト航空
サウスウエスト航空

そのサウスウエスト航空が掲げる企業ポリシーが「顧客第二主義、従業員満足第一主義」と「ユーモアを尊重する企業風土」です。
・・・え、顧客第一じゃないのね・・・(汗)。

アメリカと言えば、何でもかんでも裁判、裁判のイメージがありますが、サウスウエスト航空は違いました。

ある時、サウスウエスト航空がスティーブンス・アビエーション社との間で商標侵害をめぐる争いが起こった時の事。商標を巡って裁判で争うかと思いきや、この両社がとった方法が実に面白いものでした。

それはなんと、「両社のトップが腕相撲の試合を行って決着をつける事」だったのです(笑)。勝ったほうが商標を使って良いというルールにしたんですね。(参考URL:Wiki「サウスウエスト航空」 記事様)

サウスウエスト航空には、実に面白い伝説や入社試験があるようで、多くのブログで紹介されていますので参考にされてみると良いかもしれません。
思わず笑ってしまうような内容ですが、ものすごく羨ましいとも思えます。
(参考:活字中毒R 様、COYOTE 様、YASU1928つぶやきブログ古儀 様)

そんなサウスウエスト航空のユーモアある機内アナウンスが、上記のブログ様に紹介されていました。
飛行機が飛び立つ緊張感ある場面で、こんなアナウンスをされたら思わず吹き出してしまいそうですが・・・実話のようなんですね・・・これが(笑)。


皆様、只今から座席ベルト着用方法についてご説明いたします。
皆様の安全のため、離着陸時には必ず座席ベル トをお締めください。
どうしても、ベルトを締めるのは嫌だというお客さまはご遠慮なく客室乗務員にお申し出ください。そのようなお客さまのためには、特別 なお席が用意されております。
翼の上でございます。
また、そのお席では、特別な映画がご覧いただけます。
映画のタイトルは“風とともに去りぬ”でございま す



『笑いは、耐えられないような涙を、耐えられるものに、望みがあるものにすら変える』

ボブ・ホープ ボブ・ホープ:アメリカ コメディアン

サウスウエスト航空では
どんなに操縦士としての技術が優れていても、ユーモアを解さない社員はサウスウエスト航空の従業員として不適格
と言われるそうです。

『ユーモアはヒューマン、すなわち人間性から派生した言葉だ』
谷村 新司 谷村 新司:フォークシンガー

苦しい時、困難にあった時、ユーモアを忘れない。
大真面目に取り組まなければいけない時にこそ、楽しさや笑いを加味してみる。

真面目な場面で「面白い冗談」をかますと、「無責任だ」とか「非常識だ」と直ぐに怒り出す、私を含めた「頭の固い日本人」が学ばなければならない素養かもしれませんね。

『人は何を笑いの対象にするかで その人の人格がわかる』
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ:哲学者

人の揚げ足をとったり、嘲り笑うような下品な笑いではなく、人生の辛苦を笑い話にできるような人格者でありたいと思いました
人生にユーモアと笑いを!・・・アメリカ人に人間性とタフさを学ばせていただきました。

名古屋:伏見のオフィスより感謝を込めて。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


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今日の学び:人生にユーモアと笑いを!
今日の箴言:

  • ボブ・ホープ:アメリカ コメディアン
  • 谷村 新司:フォークシンガー
  • フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ:哲学者

今日の書籍:夢をつかむ方法:ジェフ・ケラー(著)、弓場 隆(訳):ディスカヴァー・トゥエンティーワン
今日の写真:illustAC様 :kotobukingdomさん

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