空虚な心を満たすもの

こんにちは、MSLABOです。

生活するためにはお金が必要です。独立を目指す私も「食っていけるのか?」が最大の不安材料です。お金は他人からの評価のバロメーターであり、お金や貯蓄を得ることは成功の証だと考えてしまいます。

お金を稼ぐことに罪悪感を感じる必要はないと、お金持ちは言います。
沢山のお金があれば、それだけ沢山の事業や行動を起こすことができて、沢山社会に貢献できるからだと言うのです。

また経済的な理由で、自分の時間や行いたいことに制限がかかるのを防ぐためには、ある程度のお金が必要だとも言います。
これはわかる気がします。仕事が無いと、生きるためや目先の利益の為に、イヤな人に頭を下げ、うんざりする仕事をしなければなりませんから。

豊かな生活を送るために、ある程度のお金が必要な事は認めざるをえません
正直に言って、お金は欲しいですしね。
ただ、お金はお酒と同じで「飲んでも飲まれるな」が肝心ではないかとも思います。

モリー先生との火曜日:ミッチ・アルボム(著)、別宮 貞徳(訳):NHK出版」で、死に際した老教授のモリー先生に、最愛の弟子であり教え子であるミッチが「お金」について問いかけます。

「お金を得る、お金を稼ぐ、富を築く」事を、どう思うかというわけです。
モリー先生の答えは、次のようなものでした(要約しています)。

この国では一種の洗脳が行われている。多いことは良いことだ、所有することは良いことだとね。私に言わせれば、これらの人は愛に飢えていて、お金や物で飢えを補おうとしているんだ。でも、そうはいかない

そして、こう続けます。
お金はやさしさの代わりにはならない。お金は友情の代わりにはならない」。

お金があると、それを目当てにした詐欺師や山師のような人たちが寄ってきます。
名声も同じですね。それを利用しようとする人たちが群がってくる事になります。

もちろんそうではない人も沢山来るでしょうが、いろいろと問題もありそうです。金持ちになったり有名になると、お金や名声とは無関係な友人を作ったり、愛や優しさを受けることが難しくなる事は、容易に想像がつきます。

『お金で多くのものの皮を買うことはできるが、実を買うことはできない。お金は食べ物を与えるが、食欲は与えない。薬は与えるが、健康は与えない。知人は与えるが、友人は与えない。召使いは与えるが、忠誠は与えない。喜びの日々は与えるが、平安や幸福は与えない。』
ヘンリック・イプセン ヘンリック・イプセン:劇作家

モリー先生も偉人と同じことを言われているように思います。

では、お金・名誉・地位・物 が真の満足を与えてくれないとして
私達の心の乾きをいやしてくれるものは何なのでしょうか?。
心の貧しさを補ってくれるものは何なのでしょうか?。

ミッチも、同じ疑問をモリー先生にぶつけます。
それに対して、モリー先生はこう言うのです。
自分が人にあげられるものを提供する事

『人のためにお金を使おう。人生の利回りは意外に高い。』
斎藤 茂太 斎藤 茂太:精神科医

面白いことに、お金持ちになる方法?を指南してくれる本「世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれた3週間で人生を変える方法:トニー野中:三笠書房」に、同じような話が載っています。

自分の収入のうちのいくらかを「世の中の役に立つこと」に還元するべきです(中略)人に与えるときに感じる幸福感が、さらなる幸福を呼びこむのです

モリー先生によれば、「人に提供するもの」はお金とは限らないようです。
私達は、他人のためにお金よりも価値がある物を提供できると言います。

・・・・それは「時間」。
相手の話を聞いてあげる時間
自分の持っている知識や技術を教えてあげる時間
地域や困っている人に奉仕する時間

モリー先生は言います。
心の底から出てくることをやりなさい。そうすれば不満を覚えることがない。うらやむこともない。人のものを欲しがることもない。逆に、こうして欲しいと心の中に戻ってくるものには押しつぶされてしまう」・・・・・

こうして欲しいと心の中に戻ってくるものに押しつぶされるという先生の言葉が、心に刺さりました。

あれが欲しい、これが欲しい、これが無いから不満だ、もっとやさしくして欲しい、もっと認めて欲しい、もっと理解して欲しい、もっと注目されたい、もっと有名になりたい、もっと愛して欲しい・・・欲しい、欲しい、欲しい・・・・。

自分の中に戻ってくるものに期待しすぎると、押しつぶされそうです
そうではなくて、自分から提供する事を心がけないと、満足は得られないとモリー先生は教えてくれます。

『みなさんは本当の幸せって何だと思いますか。実は、幸せが私たちの一番身近にあることを、病気になったおかげで知ることができました。それは、地位でも、名誉でも、お金でもなく「いま、生きている」ということなんです。』
猿渡 瞳 猿渡 瞳:13歳の少女

これは骨肉腫というガンで、13歳で亡くなった猿渡 瞳さんの言葉だそうです。
モリー先生もルー・ゲーリッグ病という難病で亡くなりました。

命尽きる時、「ああ、もっと稼いでおけば良かった」と言う人は、果たして何人いるでしょうか?。
体の病に侵された人たちが、心の病に侵された私達に投げかける言葉が身にしみます

再度モリー先生との火曜日に掲載されていた話を紹介します。


小さな波の話。

その波は海の中でプカプカ上がったり下がったり。楽しく時を過ごしていた。
気持ちいのいい風、すがすがしい空気。

ある時、他の波達が目の前で次々と岸壁に当たって砕け散るのに気がついた。
「わぁ、大変だ。僕も、ああなるのか!」

そこへ別の波がやってきた。
最初の波が暗い顔をしているので、「何がそんなに悲しいの?」と尋ねる。

最初の波が答えた。
「わかっちゃいないね。僕たち波はみんな岩に当たって砕けちゃうんだぜ。みんな何にも無くなっちゃうんだ。ああ恐ろしい・・・」

すると2番目の波がこう言った。
「バカだなぁ。わかっちゃいないのは君のほうさ。僕達は波なんかじゃない。海の一部なんだ」


私は海の一部として、母なる海に何が還元できるでしょうか?
しみじみと考えさせられました。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


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今日の学び:愛せよ、尽くせよ、意味あることを見い出せ
今日の箴言:

  • ヘンリック・イプセン:劇作家
  • 斎藤 茂太:精神科医
  • 猿渡 瞳:13歳の少女

今日の書籍:

  • モリー先生との火曜日:ミッチ・アルボム(著)、別宮 貞徳(訳):NHK出版
  • 世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれた3週間で人生を変える方法:トニー野中:三笠書房

今日の写真:freepic.com

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