歌は心のオアシス

こんにちは、MSLABOです。

五・七・五・七・七でリズミカルに思いを伝える短歌・・・美しい日本の文化だと思います。ネットを検索すると詩人や歌人のみなさんの秀悦な歌が沢山掲載されています。その出来栄えに、ドキッとさせられます。

近代の短歌には昔のような堅苦しい雰囲気はなく、時代を反映したり感性を活かした秀悦な作品が多く見られます。
たとえばネット上には、国民的な漫画「ドラえもん」をテーマに短歌を読んだものが、まとめられていたりします。
(参考:あなたの「ドラえもん」短歌 様)※2020/06現在、Link先が見つかりません

未来より 過去を見つめて いる人を 諦めさせる 道具が欲しい
黒田なお

ドラえもんは未来から来たロボット。
ポケットから不思議な道具を出して、のび太の悩みを解決します。ドラえもんは「明るい未来」を象徴的に表した存在かもしれません
しかし世の中には、そんな未来に希望を抱かず、過去ばかり見つめて暮らしてしまう人たちが大勢います。

「あの時、どうして俺はXXXしてしまったんだろう・・・」
「どうせ、俺なんか不幸の星の元に生まれたから・・・」
「あの子に振られてしまった。もうだめだ・・・」
「今まで大して良い事なんかなかった。きっと明日も、いっしょに違いない・・・」

かくいう私も時々過去に囚われて、明るい未来が見えなくなります。
黒田さんの歌を拝見し、未来を信じて歩まなくては!という思いを新たにさせられます。

ジャイアンは かわいいもんだ 飲み会で 上司の歌を 聴いてて思う
タカヤシンジ

これなんか、思わず笑えてしまいます。
酔っ払った上司が、スナックで下手くそな歌を熱唱しているのを、横で「うへぇ」という顔も出来ずに「いよ!、部長、さすがー」とかお世辞を言いながら聞いているサラリーマンの姿が目に浮かびますよねw。

3秒で 寝れちゃうのび太は そんなにも 弱い子だとは 思えませんが
めぐ。

思わず鋭い!と思ってしまいました。
悩みを抱え、眠れない夜を過ごす私達からしてみると、どこでも3秒で寝れちゃうのび太からは、過去にとらわれない「ある意味凄まじい才能」を感じさせられます。

次の歌は新聞に紹介されていた俵 万智さんのものです。

バンザイの 姿勢で眠り いる吾子(あこ)よ そうだバンザイ 生まれてバンザイ

小さな子どもは、がに股でバンザイの姿勢で眠ることが多いですよね。
とっても愛らしく可愛い姿ですが、見ようによっては「生まれてきてよかったー」とバンザイしながら飛び上がっている姿にも見えます。
「生まれてきてよかった!」と、大人になった私達は今でもバンザイができるでしょうか?
もしもできないなら、明日バンザイするために、今日できることは何でしょうか?

最後に、先のドラえもんの歌から、素敵な一句を紹介したいと思います。

どこででも 僕は迷わず 生きられる ドアの向こうに 君がいるなら
黒田なお

どこでもドアは無いけれど、このドアを開けた向こうには、大好きな君がいる世界がある。
なんて素敵な歌だろう!と思わずにはいられませんでした。


『人生が歌のように流れているとき、人はだれでも陽気でいられる。しかし、何一つうまくいかないとき、ほほえむことのできる人こそ、価値ある人。』

ヘイゼル・フェリマン:詩人

暗く沈んだ気持ちになる時こそ歌を詠む
微笑み、ドラえもんのような明るい未来を信じて、前に進む
歌人の歌からは、すばらしい感性といっしょに、人生の苦労を感じます。

このブログが、歌のように「あなたの心の部屋をドアをノックする」素敵な場所になれればいいなぁと思います

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


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今日の学び:暗く沈んだ気持ちになる時こそ歌を詠め
今日の箴言:ヘイゼル・フェリマン:詩人
今日の書籍:
今日の写真:lllust AC様 :無添加豆腐さん
いつか書く:

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