招き猫は何故福を招くのか?

こんにちは、MSLABOです。

「招き猫」ってご存知ですよね?。時々お店に飾ってあるネコの置物です。出張で仕事のために夕食を食いっぱぐれ、夜遅くに入ったラーメン屋さんに、かわいい招き猫の置物が飾られてました。

飾られていた猫は左右に1匹づつでしたが、よく観察すると右手を上げているネコと左手を上げているネコがいます。(下の写真参照)

左手を上げる猫

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右手を上げる猫

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Wikiペディアによれば、昔農家では蚕(カイコ)を飼って繭(まゆ)の糸を売って生計を立てていました。この蚕を食べるネズミを駆除するために猫が重宝されており、猫が養蚕農家の縁起物とされていたことを発祥として、今でも商売繁盛の縁起物とされているとの事

右手(右前脚)を挙げている猫は金運を招き、左手(左前脚)を挙げている猫は人(客)を招くとされています

招き猫といえば大抵どちらか片方の手を上げています。ところが、世の中にはなんと「両手を挙げたもの」もあるそうです。ただ客も金も欲しいというのは「欲張り過ぎると、お手上げ万歳になる」との理由で、歓迎されない向きもあるのだとか。

下の画像は、(私は実物を見たことがありませんが)両手を上げている招き猫です。こんなかわいい猫なら、両手をあげていても許してしまいそうですw。(写真:豊橋天白 福和工芸様)
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ところで、招き猫といえば伝統的に三毛猫です。

え、そうなの、と思った方も見えるでしょうか?。いまでは、三毛猫とは思えない招き猫の置物もあるようです。しかし、伝統的な招き猫は三毛猫なんです。

その三毛猫には、オスが極端に存在しません。メスばっかりなんです。

諸説あるようですが、オスの比率は1000分の1匹とも、3万分の1匹ともいわれています。だから三毛猫の雄は高額で売買されるという話さえあります。

三毛猫に雄が極端に少ない理由はWikiなどに解説されています。正直難しくてよくわかりません。ただ簡単に言うと、三毛猫の決め手となる茶色い毛を作る遺伝子が、性別を決めるX性染色体にある事が原因なのだそうです

だから、三毛猫の雄は何らかの遺伝子異常によって生まれるというわけです。

遺伝子異常によって生まれてくるため、三毛猫の雄には生殖能力がない個体が多く、「生殖能力のある三毛猫のオスは、1979年にイギリスと1984年にオーストラリアで確認されたものの他、2001年に日本でも確認された」と言われています。

三毛猫の雄は「ビバ!ハーレム状態」で羨ましいと思ったのですが、生殖能力がないと聞くと・・・ちょっと可哀想になってきますよね(汗)。

三毛猫の雄は大変珍しいことから、三毛猫の雄を船に乗せると福を呼んで、船が遭難しないと言われていました。

羅針盤が無く、正確な位置測定技術が未発達だった時代。日本の船乗りは必ず船内に猫を飼っていたといわれています。

猫が騒げば時化(しけ)になり、眠れば天候は穏やかになる。船が方向を見失っても猫は必ず北のほうを向く。そんな迷信が信じられていたようです。また船に積み込んだ食料をねずみから守るという実利的な役割もあったと言われています。(参考URL:招猫クラブ様※2020/06現在Link先が見つかりません

日本の第一次南極観測隊においては、珍しくて縁起がいいという理由で、三毛猫の雄が南極まで連れて行かれました。猫は昭和基地内のペットとして、南極で越冬したのだそうです。

もしかしたら招き猫が三毛猫なのは、こんな所に理由があるのかもしれません。

ところで、夜遅くに入ったラーメン屋さんの招き猫を見ていて、私は招き猫が幸運を招くもう1つの理由を思いつきました。

上の写真を、もう一度よーく見てください。なんだと思われますか?。

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猫の表情を見てください。そう、笑顔!、笑顔なんですねニコッと笑う笑顔、ここに幸運を招くヒントがあるように思うのです


『笑顔は人生に効くクスリです。』

福田 純子:エッセイスト


『笑顔は一ドルの元手もいらないが、百万ドルの価値を生み出す。』

デール・カーネギー:自己啓発家

偉人もこのように言って見えます。

日本の諺(ことわざ)にも「笑う門には福来る」とありますよね。辛い時こそ笑顔でいたい。福を招きたい。そんな事を感じました

ちなみに夜中に入ったラーメン屋さんは「我馬」さんで、夏限定のカレーつけ麺に魚介の味が染みていて大変美味でした。

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機会があれば、みなさんもぜひ食べてみてください。

長い文章を読んで頂き、ありがとうございます。あなたによきことが雪崩のごとく起きますように。


今日の学び:辛い時こそ福を招くために笑顔でいよう
今日の箴言:

  • 福田 純子:エッセイスト
  • デール・カーネギー:自己啓発家

今日の書籍:
今日の写真:いらすとや
いつか書く:

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